フレディ・リム(林昶佐)さんリコール運動で見る台湾の負の部分

いつもは台湾の良い部分や民進党寄りの視線の台湾情勢しか取り上げない私、八度妖 – 亜細亜新聞CH ですが、今日は台湾の負の部分、闇の部分をご紹介いたします。

結論から言うと、今回紹介する負の部分というのは、中国国民党やその支持者、そして台湾独立に反対する人たち、赤い思想に染まった人たち、そして独立を謳いながら民進党を批判する人たちが行なったことである為、台湾全体、台湾人の大多数がこのようなことを行なっている訳ではない、ということ付け加えておきます。

※こんな当たり前のことを書かないと切取りされて、台湾を貶める主張に使われてしまうなんて、悲しいですね。

さて、2022年1月9日に、台中市では陳柏惟 元立法委員の補欠選挙が行われ、そして台北市ではヘヴィメタルバンド「ソニック」のボーカルで無所属の立法委員「林昶佐(フレディ・リム)」さんに対する解職請求の賛否を問う投票が行われました。

林昶佐さんは、元々「時代力量」という政党から立候補しましたが、その後離党して現在は無所属として立候補し当選し、現在活躍しています

結果としては、台中は民進党の林静儀議員が当選し、台北はフレディ・リムさんが解職を免れる結果となりました。

選挙に関する分析はリクエストがあれば書こうと思うが、今回紹介するのは、フレディ・リムさんのリコールに関して、解職請求をする際に必要となる有権者の署名についてです。

2020年秋、米国の大統領選挙で死人が投票したという信じられないような出来事があったと思いますが、今回似たようなことが解職請求の署名において発生しました。つまりは

大量の既に亡くなっている人の署名が選挙管理委員会に提出された

という事です。今回のリコール選挙に於いて、その前段階の「署名活動」において組織的な不正が行われた、ということになります。

数を見てみると解職請求署名総数38,286人中、既に死亡している人の署名がなんと1083人分も紛れていたという事です。割合にすると2.82%。これを多いとみるのか少ないと見るかの判断は、昨年10月に実施された台中市の陳柏惟さんの解職請求の署名を見ると分かると思います。陳元議員リコールの場合は、解職請求署名総数43,979人中、死亡している人の署名はたったの41人。割合にすると0.93%と非常に少ない事が分かります。ニュース記事から判断すると、恐らく、署名が開始されてから締め切りまでの間に、署名したけど、ご高齢かご不幸にあったために亡くなったケースが含まれると考えられます。陳元議員の0.93%という数字は、私個人的には不自然な割合ではないと考えますが、フレディ・リムさんの場合は、異常な割合だと考えられますし、だからこそニュースでも取り上げられているんだと思います。

ちなみにこのリコールは中国国民党が中心となって行われた運動であり、多くの国民党支持者や中国(ROCやCPP)のプロパガンダに洗脳されてしまった人たちがこぞって署名を行なっております。台北市は、台湾の首都であり、政治の中心、経済の中心と言われており、戦後傍若無人に台湾人の資産や利権を奪い取った国民党があらゆる分野で強い影響力を長い間持っているため、国民党が強い土地と言われております。
つまりは、戦後から不正の数々を行なってきた国民党とその支持者には「清い選挙」を目指すという理想は無く、某国のように「勝てるなら何でもあり」と考える人が一定数居るということが浮き彫りになる数字ですね。
ちなみに台中市も国民党と国民党寄りのヤクザが幅を利かせている土地であるため、補欠選挙も林静儀 医師がかろうじて勝つという接戦であった事も付け加えておきます。

民進党は、外交という面においては中共という巨大なならず者国家の恫喝に屈せず、また先進国と国交を結んでいるわけではないので、日米安保条約のような法的根拠を持つ後ろ盾も無い中で、このような不正を平気で行う連中を国内で相手にしなければならないという状態であること、日本国民の皆様にも理解していただけるとありがたいです。


なお、台湾情勢、特に政治的な出来事を語る際に、重要なことを1つ。

外省人=中国との統一を望む人たち
本省人=台湾独立を望む人たち

というような形で語られることが多いですが、外省人は既に早い家族だと5世代目にもなり、一般的にも3代目が現役世代となっています。また2世代目、3世代目の所謂外省人と言われる人たちは、国の税金で米国などに留学するなどして、自由と民主主義を正しく学んで帰国する人たちも存在しております。(もちろん税金の無駄遣いのような留学をする子息もそんざいしますが・・・)
ですので、現役世代にだけ絞ってみれば、外省人でも台湾独立を望む人もいれば、本省人でも中国との統一(反攻大陸を含む)を望む人も存在しております。また、台湾は父系制を望む人が多いものの、外省人と本省人の親に生まれた子供をどちら側と判断するか?という観点もありますので、ステレオタイプ的に上記のようにすみ分けるのはナンセンスなものになりつつあること付け加えさせていただきます。

2022年1月18日 編集(八度妖)

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