台湾で猛威を振るう武漢肺炎。明るいニュースも。

昨年までは防疫の優等生国家として台湾が取り上げられることがあったが、現在台湾国内での市中感染が広がり、その名声も返上すべきだ、という声まで上がっているとの事。
(個人的には返上なんてする必要は全くないと思う)

ニュースを見ると市中感染についてのニュースばかり流されて、更にはオミクロン株という感染力の高い変異種も現れているので台湾国民の不安を隠せない。

「市中感染」という単語で検索するだけで、これに関するニュースが次々と更新されているのが分かる

しかし1日に数万人の日本の状況、または1日に数十万人という欧米諸国の状況を見ると、現在台湾での感染者数は0が3~4つ少ない状態。つまりは殆ど「無い」に等しい状態であるのは明白である。
2022年1月21日では国内の市中感染は82件ということで、台湾の人口は2300万人であることから、82件を人口5倍ほどの日本に当てはめると410人ほどである。

尚、死者は出ていない。

感染者数130人という数字は空港などの水際対策の時点で確定したものも含まれている

昨年末から市中感染やクラスターが発生しているものの、検査体制の構築、ワクチン接種の推奨、など早めの対策を講じていたため、感染拡大防止がしっかりとできている。また中央感染症指揮センターが積極的に情報を公開したことも有り、国民が指揮センターを信頼して、一丸となって武漢肺炎対策に戦ったことも優等生である要因だと思う。

我が国では早い段階から「コロナはただの風邪」という主張を目にしており、最近では街中をデモ行進するまでに至っていると聞く。だが、台湾ではそういう主張はあまり目にしない。デモ行進なんて殆どない(ゼロではない)。

実は、色々と言いたいことはあるのだが、私自身は専門家でもないただの一般人なので武漢肺炎に関する意見はここで終わろうと思う。


一方、明るいニュースもある。厚労省に相当する衛生衛生部だが、そのトップは言わずもがな「陳時中」氏である。2017年に就任し、2020年に武漢肺炎が流行してからは時の人となったのはご存じであろう。しかし、陳氏の前にトップだったのは医者出身の「林奏延」氏である。

実は彼は先日台湾新聞社のインタビューを受け以下を述べている

武漢肺炎の感染拡大により、人類はやがてウイルスと共存することとなる。また伝染性が強くなるにつれて、入院率、致死率が低下し、感染状況はインフルエンザまたは風邪のような段階に入っていくと信じている。そのため、現在の感染状況は今年明るい兆しがあると考えられ、「みんなが夏にはもしかしたら出国できるかもしれない」

情報ソース
https://news.ltn.com.tw/news/life/breakingnews/3804418

林奏延 氏

つまりは、楽観的な視点では、台湾の専門家は夏には風邪やインフルエンザのような状態になり、それであれば、今までのように国を行き来できるかもしれない、という考えを示したわけである。ただあくまでも「楽観的」という視点からの発言であるし、まだ完全には解明されていないウイルスである為、きちんと状況が把握できていないのであれば、発言には慎重になるべきだと私は考える。

※記事の一部を抜粋したため、この部分だけを用いて「台湾の専門家もコロナはただの風邪だと言っている」というような使い方はしないでください。

2022年1月23日 編集・翻訳(八度妖)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。