三姉妹まもなく強制送還!女子高生が内政大臣に「台湾に滞在させて」と手紙

学生が冬休み、塾や学生会などで忙しい中、学業やダンス部の活動を頑張っている中山女子高校1年の小喬さん(仮名)が、インドネシア国籍の父親の永久居留証取消しによって、彼女と2人の妹にも3月8日以前に台湾を出国するよう通知が来た。中三の妹は100日ほど過ぎるとテストが控えており、彼女と妹らは信じられない状況にあり、毎日涙を流し、あらゆるところに助けを求めている。先日姉が三姉妹を代表して徐国勇 内政部長(総務相・内務大臣に相当)へ「台湾から追い出さないで」という陳述書を提出した。

パスポートには出国期限が記載されている

小喬さんの父母はインドネシア華僑であり、小喬さんは自分の事を「ジャカルタで生まれた台湾人」と称しており、2人の妹はそれぞれ中学と小学校で学んでいる。三姉妹は皆ジャカルタで生まれている。彼女たちが小さい頃、インドネシア国籍の父母が先に台湾で就業し、彼女が5歳の時に2人の妹と共に台湾へやってきて、一家一緒に住むことができるようになった。父親は永久居留証を有しており、母と子は「依親(家族)」ビザで居留証を取得している。

小喬さんは、小さい時に台湾に来ており、インドネシア語は殆ど忘れてしまい、自身を台湾人であると考えている。「私は既に永久居留証の申請資格を有しているが、世界的な疫病の影響でインドネシアに戻り出生証明を取得する事は出来ない」と述べ、また最近知り合った友人は彼女がインドネシアパスポートを持っている事が信じられないと述べている。

小喬さんは父親が同郷がインドネシアに送金するのを手伝ったとして、銀行法違反で1年以上の刑を受ける事となり、執行猶予処分となったが、父親の永久居留証は取消の処分となった。移民所は先週、父親は2月9日前に台湾を出国するよう通知し、彼女と二人の妹は3月9日前に台湾を出国するよう通知した。移民所は更に彼女たちのパスポート上に出国期限を記載した印を押した。彼女と妹たちは泣き崩れ、母親も自責の念に駆られている。

中略(小喬さんの経歴等)

小喬さんは悲しみながら父親が台湾の法律に抵触したので制裁を受けるのは当然であるが、彼女と妹はもう台湾人のようであり、台湾人と同じように生活し、また台湾で(永住できる)身分を取得したいと考えており、また台湾社会に貢献をしたいとも思っているので、特例またはその他の方法で、姉妹を卒業できるまでは台湾に滞在させてほしいと述べた。

2022年1月29日 編集・翻訳(八度妖)


Web管理者の一言

入国管理法は非常に難しく、センシティブな話題である為、意見を述べるのは非常に怖い部分があるのだが、このケースに関しては、父親の永久居留証取消しという処分によって家族全体に滞在資格がなくなったという状況、現在世界的な疫病という状況を鑑みると、心情的には特例で卒業までは滞在許可を出しても良いのかなぁ、と思う一方で、この辺を緩くしてしまうと不法滞在者や不法移民が増えるのではないか?という不安も出てくる。基本的に私は不法滞在などには厳しく対応するべきだという考えを持っている。

もし、現在疫病が流行っていなければ、「永久居留証申請資格を有しているのであれば、この期間中に早く申請しちゃいなよ」とか「法律の仕組み上、出国しなければならないので、一旦出国し、インドネシアで入国できる準備をするべきだ」と言いたくなるが、現在世界的な疫病が蔓延しており自由に各国出入国に制限を設けているということも有るし、文中にもあったように「疫病の為インドネシアに戻り出生証明を取って来ることができない」とあるので、なんとかしてほしいという気持ちが芽生えるのは当然であろう。ただ、ここで思いつくのが「出生証明が取れない」は果たして疫病と関係しているか?という部分を無視してはならない。例えば台湾国内にいても、インドネシアにいる親族・友人に出生証明を取得するよう依頼すれば、「疫病であるから取得できない」というのは成り立たなくなる。ただ、この家族がインドネシアの親族と仲が悪い、友達がいない(少ない)場合には、依頼できない。日本の常識がインドネシアで通用するか分からないが、弁護士や司法書士などに依頼して取得することも可能かと思うが、実際どうなのであろうか。
いずれにしても、永久居留証申請に疫病の影響が本当にあるのか否か?を確かめる必要がある。

と、記事を翻訳し、感想を書いていたら、台湾の内政部は「旧正月連休は安心して過ごしてください。就学中の未成年及び疫病蔓延、そして人道的という観点から期限内に出国しなくてもよいように法律の範囲内で適宜対処する」という声明を出した。

感情に流されず、どのような方法で問題を回避できるか知恵を出し合うのが私は理想的な姿であると考える。

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