TSMCで爆発、容疑者逮捕 30m離れた場所で遠隔爆発

新竹サイエンスパーク宝山1期のTSMC Fab12 P8工場エリアで14日夜爆発が起き、TSMC下請け業者の陳さん(37歳)が爆破により手と胸、腰に怪我をした。警察は専属組織を立ち上げ調査した所、爆破物はリモコンにより爆破され、同工場で働く頼と名乗る34歳の男を容疑者とし、昨日(29日)頼容疑者が住む宿舎を捜索した所、火薬、電池、リモコンなどの証拠品が見つかった。その後頼容疑者を殺人未遂、公衆への威嚇、故意に火薬を使った爆破物を作ったとして司法へ未決拘禁(逃亡や証拠隠滅を防ぐための身柄拘束)を求めた。

今月14日晩、下請け業者の陳さんは退勤時に工場内にある屋外駐車場に停めてあるオートバイに向かった際に、オートバイのフロントにある籠の中に黒いビニール袋があることを気が付き、それを持ち上げ確認しようとした際に突然爆発し、右手、胸部右側及び右腰等に怪我を負った。警察は現場を封鎖して現場検証を行った結果、荷物の中に多数の乾電池があり、人為的に故意に爆発物を製造したものと判断した。

新竹地方検察署は知らせを受けた後、即時、馮品捷(ひょう ひんしょう)検察官の指示の下、内政部警政治署 保安警察第二総隊第三大隊、刑警大隊、刑事局探偵調査第五、九大隊、新竹県及び新竹市警察局と専門チームを組み、ビッグデータを活用するなど不眠不休で調査した結果、容疑者が既述工場の請負業者の頼と名乗る34歳の社員であることが浮かび上がり、28日捜査状、逮捕状を持ち、二手に分かれ、頼が住所とする嘉義県の住所と新竹市の会社宿舎へ捜査に向かった。頼容疑者を逮捕した際に、ノートPC、携帯電話(恐らくスマホ)、配線材、ビニールテープ、火薬、電池、リモコンなどの証拠品も押収した。

検察官は昨日頼容疑者に尋問した所、彼は爆破物の爆発の威力を制御することができず、爆破物をまったく無関係の陳さんのオートバイの籠に入れ、そのオートバイから約30メートルほど離れた場所から観察しており、陳さんが爆破物に近づいた時にリモコンを使い爆発させたことが分かった。幸いにも陳さんは警戒していたため、最悪の事態は逃れられたが、陳さんの小指は切断され、胸部には爆破による傷ができ、あごにも大きな傷ができるなどの怪我をしており、また破裂した破片は駐車場に散らばっていたことから、未必的殺意があったと考えられる。

犯罪の重大性を鑑みると、頼容疑者は刑法の殺人未遂、公衆威嚇、故意に火薬爆発物使用等の重大犯罪に該当し、且つ犯罪後携帯電話の電子記録を削除するなど証拠隠滅行為を行なっていること、そして繰り返し威嚇や故意に火薬爆破物を使用する恐れがあるため、新竹地方裁判所へ身柄拘束を求めた。

ニュースから読み解くと、業務委託業者の陳さんは現場の監督の1人であり、頼容疑者は陳さんの下で働く社員であり、陳さんが爆発に遭った際、頼容疑者も周りの人だかりから傍観しており、態度は非常に冷たいものであった。捜査によってカギとなる証拠物件が出てきたが、事件について終始何も語っておらず、今後犯行動機について更に詳しく調べていく必要がある。

2022年1月30日 編集・翻訳(八度妖)

Web管理者感想

記事内に「下請け業者」「請負業者」「業務委託業者」と用語が統一されていないのは、原文がそうなっているからです。いずれにしてもTSMC社の社員ではないということははっきりしております。

この記事以外にもいくつかの記事を読みましたが、犯行動機がまったく分からないのですが、部下であったということより、仕事上で何かトラブルがあったと考えられます。いずれにしても、日本でも台湾でも、そして世界中どこにでもこういう犯罪というものは常に発生しており、1つの事件だけを取り上げて、「この国は〇〇だ」というレッテルを貼る事だけはやってはいけない言論であると思います。

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