台湾 飲酒運転厳罰化/ 台湾人の意外な飲酒率

先日台湾で厳罰化された飲酒運転に関する法律が施行されたのですが、それについてのニュースを取り上げてみたいと思います。日本では2006年8月に福岡県で幼児3人が死亡する重大事故が発生するなど大きな社会問題となりました。その後、各方面の取組や、2007年の飲酒運転厳罰化、2008年の行政処分強化などにより、飲酒運転による交通事故は年々減少しております。とは言え、それでも飲酒運転が減らないのも事実であります。

一方台湾はどうか?というと、厳罰化は2019年に厳罰化が施行されておりましたが、それでもまだ飲酒運転及びそれに伴う悲しい事故があったために、30日の零時から更に厳しくなった法律が施行されました。では、どのくらい厳しいのか?という部分についてご紹介いたします。

ちなみに飲酒かどうかを判断する基準は息を吐いて1リットル中のアルコール濃度が0.15mg以上、または血液1ミリリットル中に0.3mg以上の濃度が飲酒運転となりますが、これは日本の基準と同じですね。


ではどの部分が厳罰化されたのかというと

1つ目

飲酒運転すると免許停止1~2年となる点。そして飲酒運転によって人を死傷させた場合は免停後に再度試験を受ける事ができなくなります。
ちなみに罰金は自動車の場合3万元~12万元、現在のレートは4をかけると良いので12万円~48万円になります。そしてオートバイの罰金は1万5000元~9万元、日本円で6万円~36万円となります。日本は確か自動車もオートバイも同じ罰金でしたよね?この辺は台湾では2人に1人がオートバイを所有していると言われるくらいのオートバイ大国ですので、日本とは異なり事情を考慮した厳罰化となっていますね。

2つ目

5年以内に再犯した場合、罰金は自動車12万元の罰金、オートバイ9万元の罰金となり、もし3回目をやってしまうと、12万元プラス9万元、21万元、つまりは84万円の罰金となります。オートバイの場合は9万元プラス9万元、合計18万元、つまりは72万円の罰金となります。更には免停後3年間は試験を受ける事が出来ず、事故で人を死傷させた場合は免停後再試験は認められず、更には車両の没収という処分が下されます。

3つ目

軽車両へも罰の対象となるという点。軽車両には自転車、電動アシスト自転車、電動バイク、三輪車などが対象となっており、飲酒運転をすると600元~1200元の罰金があります。数千円程度の罰金ですね。こちらに関しては、日本も飲み会で飲んで電車に乗って帰り、最寄り駅から自転車で家に帰るというパターンがあると思いますが、日本も確かやっちゃいけない行為ですよね。

4つ目

日本では既に常識となっておりますが、台湾でも同乗者にも罰が与えられるようになったという点ですね。飲酒運転している車両に同乗している18歳以上には600~3000元の罰金となっておりますが、70歳以上、身体・知的障碍者などは除外されます。

5つ目

飲酒の検査を拒否した場合、1発で18万元、約72万円の罰金となります。そして免停と3年以内は試験を受けられないという厳しい内容となります。また再犯した場合は18万元プラス18万元、3回目だと18万元×3=54万元、約216万円とかなりの高額の罰金となりますし、免停後5年間試験を受けられません。

また免停となった人の車には、息を吹きかけてアルコール量をチェックして規定の値いかであればエンジンが起動させることができる「エンジン始動連結装置」の着用が義務付けられます。日本は国とメーカーがこの仕組みの導入に慎重なようでまだ導入には至っておらず、バスや運送業者が自発的に装着しているに留まっているようですね。素人考えでは、導入してほしいと思うのですが、いろんな思惑があるんでしょうね。


さて、お酒ということで最後に台湾のお酒事情をちょっとだけ紹介。台湾ラボさんという情報配信サイトで台湾の飲酒率というものを公表しておりました。

18歳以上の国民を対象に頻度は問わず飲酒するか?という問いに対して「飲酒する」と答えた人の割合です。
台湾は11.4%
日本が39.6%
世界平均42.7%
となっておりました。

出典:台湾ラボ

出典👇👇👇

日本の飲酒率が世界平均よりも低いという事と、台湾の飲酒率が極めて低いという点が驚きですよね。台湾人は「日本人は仕事が終わった後、居酒屋に行ってお酒を飲むんでしょう?」と聞かれる事たくさんあり、日本人=酒飲みというイメージを持っているみたいですが、そんな日本よりもお酒を飲む国が沢山あるというのが現実のようです。

ちなみにこのデータはドイツのライプニッツ社会科学研究所のデータを元にして作られたもののようです。

2022年1月31日 編集・翻訳(八度妖)

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