稚拙すぎる情報発信する人気女性言論人。入国時にデータ抜かれるって、どんな技術?

今日はチャンネル登録者やフォロワーが減ってしまうような内容をお話しするのですが、致し方ないとも思います。それは何か?というと、虎ノ門ニュースのレギュラーであり、保守層から人気の高い女性言論人の発言を否定するような内容だからです。私の視聴者の多くは、保守と呼ばれる人や反中の人が多いと思いますので、彼女の発言を否定する事は、意見の異なる人物だと判断されると思います。私の考えは後半で述べる事にして、早速何に対して批判するのかご覧ください。

まずは2022年1月20日に配信された虎ノ門ニュースの場面です。

https://twitter.com/yatabiyo/status/1484021966374076417

中国共産党が人々のデータを盗もうとしているのは事実なのですが、この「入国した途端にスマートフォンのデータが抜かれる」と仰っておりますが、これはITに関わる人であれば、デマとまでは行かないですが、かなりの印象操作的な発言かと思います。

恐らくこの言論人が情報ソースとしているのは数年前に自民党の杉田水脈議員が「中国では空港を通過する時に電源オフであってもスマホからデータを抜かれる」とTwitter上でツイートしたことに由来するものと考えられます。
この女性言論人は台湾独立について非常に台湾側に立つ発言をしているので、彼女の言論全てを否定するつもりは全くありませんが、このような発言に対して、ちょっとでもITというものをかじったことがある人であれば、現在の技術でスマートフォン内部の何十GB、最近ですと数百GBのデータを瞬時で抜き取る技術、しかも非接触で抜き取る技術が存在しない事はすぐに分かり、眉唾物だとすぐに見抜けますし、そういう発言をする人に対して「あっ、この人の発言は情報の精査というものを行なっていないんだなぁ」と思うはずです。そうなってくると、次に彼女の発言を聞いた時に、例えば「台湾は中国からの脅威と常に戦っているんです」と発言した場合でも「あっ、もっともらしいけど、本当に情報精査した発言なのかなぁ」と思ってしまう訳です。

アーカイブ
https://archive.fo/2019.10.24-235113/https://buzzap.jp/news/20191010-sugitamio-china-airport-smartphone-data/


もちろん言論人とて、人間ですから誤った情報を発信することもあるのは当然です。ですので、そういう発言をして、誤りに気が付いたら訂正をするべきだと思うのですが、この女性言論人は、データが抜かれるというのが誤った情報であることに気が付いてないのか、訂正ができない人なのか分かりませんが、今のところ訂正した発言を見ておりません。

また、仮に訂正をしたとした場合、訂正すれば、したで、今度は左側の人たちの中でその人物に敵対心を持っている人達から「ほら、こいつはいつもデマばかり流している」と攻撃が来るわけで訂正もなかなか難しいというのも理解はできます。

いずれにしても、本を出している、TVに出ている、多くのフォロワーがいる、多くのチャンネル登録者がいる、という基準でその人の発言を見定めるようなことをしてはいけないということですね。まぁ、私のような無名のチャンネルをご覧になっている方々は、そういうのを見抜ける力を身に付けていらっしゃるので、釈迦に説法になってしまいましたね。すみません。

ちなみに私が

「データが抜かれる」という部分を擁護

するのであれば、一定条件においては可能性がある、と言えます。

例えば、中華スマホを持っており、且つ中には中華製アプリがたくさん入っている状態で、中国到着後、すぐに電源を入れた場合であれば、入国審査が終わるまでに30分とか1時間かかるでしょうから、その間に常に無線通信をしてデータを転送させれば、「データを盗む」というのは技術的には可能だと思いますが、そもそも何十GBというデータをすべて盗むという非効率なことはしないと思います。例えば、連絡帳みたいなデータは数KBほどですから、連絡帳だけを「データ」と言っているのであれば先ほど述べた中華スマホ、中華アプリがインストールされていれば「入国した途端に抜かれる」ということは実現可能かと思います。ただ、iPhoneや日本製、台湾製スマホであり、且つ中華アプリを入れていなければ、抜かれるということは可能性がゼロに近いものだと考えます。

また、もうすぐ始まる北京オリンピックに関して選手や関係者たちは入国の際にインストールが必須の中国製アプリケーションがあり、そのアプリケーションが連絡帳のような小さなデータを抜き取るということはあり得るかもしれません。もしかすると女性言論人は、その危険性を伝えたいがために、「データ全てが抜かれる」とちょっと話を盛って、皆に警戒を促しているだけなのかもしれませんね。

中国入国の際に選手や関係者は「MY2022」 というアプリのインストールが必須のようだ

なお、こんな場合でもインストール時に「連絡帳へのアクセスを許可しますか?」という選択肢が表示されるので、怪しいと思った時にはこれを許可しなければ、抜き取られることがありません。勿論例外はありますが、例外にクローズアップしない方が良いのでこれ以上は述べません。

ちなみに、電源を切っている状態でデータが盗まれるという部分に関しては、中華スマホでなければあり得ないと思っていただければと思いますし、中華スマホでも非接触では難しいと考えます。ただ先ほど述べたように連絡帳くらいのデータだけであれば、もしかしたら、中華製スマホなら可能性はあるかなぁと思っています。いずれにしてもそういう可能性があることから、以前コンテンツを造ったように中華製スマホは安さに釣られて買うべきではないと考えます。でも、時々コスパが良いスマホを出すんですよね、中華製は。


いずれにしても何事も「正しく恐れる」ということが大事であり、暴支膺懲(ぼうしようちょう)的な発想で中国情勢を考える事は非常に危険である事お伝えして本日は終わりたいと思います。

2022年2月1日 編集(八度妖)

あとがき

冒頭に書いたように賛否両論でした。「中共の脅威をお花畑の日本人に知らしめることが目的なので問題ない」という声がありましたが、確かにその考え方に一理あると思います。しかし、それを言ってしまうとエスカレートすると「愛国のためなら何をやっても良い」という風になることを懸念しております。また中国は「目的を達成する為なら情報の歪曲・隠蔽をやってもいい」という手法に似ていると思います。

ただ、「情報の正確性」と「意味を伝える」という二つを天秤にかけて妥協点をみつけるのが丁度良い塩梅なのかもしれませんね。

「情報は絶対に正確性がなくてはならない」という考えは理想的ではありますが、現実的に難しい事は分かっております。

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