台湾の友人が亡くなった。台湾メディアの報道の仕方

2月1日、日本のためを想い厳しい意見を発言するも、東京都の財政を立て直したり、靖国神社に参拝する事に異議を唱えるメディアを一喝したりした石原慎太郎さんが亡くなってしまいました。ご冥福をお祈りいたします。

このニュースは台湾でも大きく報道されておりましたが、取り上げ方にかなりの差があったのでご紹介いたします。人の死を話題に視聴回数を稼ごうとするのはケシカランといわれてしまうかもしれませんが、そう言われてしまうと何も発言できなくなるので、どうかご勘弁ください。

さて、まずは台湾3大新聞というものがあり、簡単に立ち位置を示すと

民進党寄りの自由時報

国民党寄りの聯合報

中共傀儡メディアの中国時報

という感じになります。


では、各社どのように報じていたのか?という点が気になると思います。というのも、石原さんが都知事の時に尖閣諸島の購入を東京都で行うという動きがあったため、彼に対する評価も大きく異なるという点が挙げられます。

では早速どのような記事があったのか見てみましょう。

まずは自由時報
こちらは現在与党の民進党寄りの考えを持つ新聞社であり、台湾独立派と言われる人たちが愛読する新聞社と言えると思います。

まずはタイトル

親台元東京都知事の石原慎太郎氏死去 享年89歳

記事を見ると、石原さんの経歴などと共に記事の後半に尖閣諸島購入と南京大虐殺を否定した事を挙げておりましたが、その前提が「中国との外交に於いて強硬な態度で臨んでいた」という感じで書かれておりました。以前にも申し上げたことがあるかもしれませんが、自由時報は尖閣諸島についてのスタンスは、中華民国の領土であるという伝え方ではなく、第三者の視点で語っていることが多いというのが私の印象でございます。つまりは、尖閣や南京大虐殺発言は日中のことであり、日台関係とはあまり関係ないということが記事から読み取れます。
いずれにしても記事を読むと、石原さんの家族、弟の裕次郎さんや3人息子(四男には触れず)の現状についても触れられており、また亡くなられたことを残念がっているのを感じられました。

次に国民党寄りの聯合報ですが、非常に簡単に取り上げる感じでした。
記事見出しが

親台の元東京都知事の石原慎太郎氏死去 享年89歳

と自由時報と同じ内容でしたが、自由時報は650字ほどで、先ほど述べたように石原さんの経歴、ご家族についても触れるほど結構しっかりした内容でしたが、聯合報はたったの170文字。政治家としての経歴と李登輝さんの親友で1999年9月21日の台湾地震の再建のために何度も訪台した、という非常にあっさりとした内容でした。ここからは個人的な推測になるのですが、聯合報は国民党寄りなので本来であれば、尖閣諸島を東京都で購入しようとした動きについて、批判的な文章を書くと思っていたのですが、それがないということは、国民党の方向性がいまバラバラだということの現れですね。現在国民党は一方は反攻大陸というように中華民国主導で中国との統一を目論む方向と、中国との統一は諦めて現状維持で行こうとする方向があります。そのため、尖閣諸島に触れると現状維持派に批判を受けるため、触れなかったのだと思います。

最後に人民日報台湾版とも揶揄される中共傀儡メディア「中国時報」のタイトルは

李登輝さんの親友、元東京都知事石原慎太郎氏死去 享年89歳

というものでした。

まぁ、内容を見ても酷いもので、石原さんが李登輝さんと親友で李登輝さんの招待で台湾を訪問していた、タカ派と知られており近隣諸国の怒りを良く買っていた、尖閣諸島を東京都として購入しようと計画していた、それにより中国様を怒らせた。そして中国では日本製品ボイコットや抗議デモを引き起こした、「衝突を仕掛けているのは中国だ。けんか仕掛けているのは向こうだ。日本の領海に入っているのは中国人の方だ。頭を冷やした方がいいよ、中国の人は」と発言した。右派として知られ、中国、LGBTQ、外国人および年配女性に関するテーマで度々争議を起こしていた。311大震災の時の「天罰発言」など、自由時報や聯合報に日台友好のために何度も訪問したというような評価する文言が殆どない、逆に気持ちいくらい800文字も使って石原さんの悪口ばかりを並べた記事でした。まぁ、つまりは石原さんの外交に関しては、中共にとっては非常に厄介な存在だった、つまりは日本の政治家はこのように強くで行くことが大切だという事がはっきりしたということですね。

写真は時事通信のもの

あともう一つが、石原さんが何度も台湾を訪問しており、その訪問には蒋介石の葬儀にも出席した、と中国による台湾統治を正当化するような文言もさりげなく盛り込まれていたことが特徴的でした。ちなみに、いつも私のチャンネルをご視聴してくださる皆様はご存じかも知れませんが、蒋介石・蒋経国親子は台湾人を徹底的に弾圧した極悪非道な人物であり、本当の台湾人にとっては尊敬や高評価できるような人物ではないと言う事、お伝えいたします。

ある台湾人が言ってました

アメリカは日本に原爆を落としたが、台湾に蒋介石を落とした

と。。。。まさに戦後の台湾は、台湾人目線で語ると、この言葉がぴったりだと思います。


ちなみに、お隣の半島の国の新聞やネットでは、まるでお祝い事のような不謹慎なものが多く、人間としての品格の無さを改めて感じました。
概要欄に韓国メディアの記事を機械翻訳したURLは以下の通りとなります。興味のある方はご覧ください。ただ見ているとムカムカしてくるのでご注意を。

リンク
https://news-v-daum-net.translate.goog/v/20220201151649647?_x_tr_sl=ko&_x_tr_tl=ja&_x_tr_hl=ja&_x_tr_pto=wapp

2022年2月1日 編集・翻訳(八度妖)

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