台湾国民が輸入再開に大反対という朝日新聞の記事

先日、福島県を含む5県産の食品輸入再開を決めた台湾政府ですが、早速中国国民党が猛抗議してきましたね。中国国民党は今や第三次国共合作と言われるくらい、中国共産党と手を組み、台湾を中国のものにしようとしている連中でございます。
そして、輸入再開が決まったことで、案の定、情報戦も始まりました。それは
「台湾国民が輸入再開に大反対している」という情報です。

まずは中共や半島にシンパシーを感じるニュース記事を書く朝日新聞の記事を見てみましょう。

台湾が2011年から続ける福島県など5県産の日本食品の輸入禁止を解除する見通しになった。環太平洋経済連携協定(TPP)への加盟を目指す蔡英文政権は、日中国交正常化50年を迎える中国の動きを横目に、対日関係強化を目指す考えだ。ただ、世論の5割超が解除に反対を示すなか、今回の判断は政権にとって大きな賭けでもある。 (以下省略)

https://www.asahi.com/articles/ASQ277JQ9Q1VUHBI01N.html

ということで、世論の5割超が解除に反対を示す、というのがありましたが、私が見られる範囲、つまりは無料記事ではその世論調査がどこのものかが示されておりませんでした。さささのささやんさんも仰っていますが、こういうアンケートってのは、やり方次第で大きく結果を操作できるとの事ですので、複数のアンケートを参照にしなければならないですよね。

ということで、私なりに台湾メディアの世論調査というものを調べてみました。
まずは、中国傀儡メディアの中国時報が取り上げたアンケート結果

賛成とやや賛成が22.5%
反対とやや反対が73.8%

ただ、これは台湾Yahooのネットによる投票で1万人、正確に言うと1万アカウントほどが投票に参加した結果となりますが、まぁ、アカウントなんて複数作成することが可能なので、私はこのアンケートはかなり恣意的なものだと考えております。流石中共傀儡メディア中国時報が取り上げるだけありますね。やはり日本と台湾が経済面においても強力な関係を構築することを妨害したいと考えているのが中国共産党及び中国国民党だということが読み取れます。


、中国時報はインターネットアンケートでしたので、次に別のメディアが世論調査をしていないか調べていた所、アップルデイリーがやっておりました。
アンケート対象者がどんな人なのか分かりませんが、恐らくYahooアンケートよりは正確かと思います。ただ、設問の仕方が、解除に賛成か反対か?ではなく、

「福島の食品を買って食べるか否か?」

というものでした。
結果として

54.6%が「買わない。福島の食品に懸念がある」という回答
しかし43.1%が「買う。政府がうまくやると信じている」という回答でした。
回答人数17448人と規模としてはかなり大きいものですね。


そして最後が民進党内部で実施された世論調査。
「国際標準に符合した福島県など5県産食品の輸入を開放する事を支持しますか?」という設問に対して

支持する 58.7%
支持しない 37.6%
どちらともいえない3.6%

という結果でした。

さっとしか調べていないので、民進党内部の世論調査にどのくらいの人数が回答したのか?は不明ですし、アンケート対象が民進党支持者が大多数ということでこちらもかなり偏りのある数字かと思います。


ただ、一つ言える事としては、朝日新聞が無料で読めるニュース記事内で引用元を述べずに「台湾国民の5割超が解除に反対」ということを書いている。つまりは中国共産党にとってみれば、輸入再開されては困る、ということになりますね。

また、中国国民党は、反対する国民が多いので、国民投票をするべきだ!と騒いでいますが、2021年12月に国民投票は行なったばかりで、2年間は国民投票を実施できないので、最速でも2023年12月になりますが、それが成立するかは様子を見ていく必要がありますね。

なお、私的には喜ばしいニュースだと思うし、明るいニュースだと思います。また、学校給食に福島県産が知らぬ間に使われる、とかそういう話ではないので、気になる人は買わなければ良いじゃん、というレベルの話だと思うんですよね。例えば、日本でも中国産の食材を不安がる人はスーパーなどで「国産」と書かれている食材を選ぶだろうし、大手外食チェーン店では使用されている食材の産地が書かれているので、中国産が使われていたらそういうお店にはいかないというように自分で自分の身を守るというのが比較的簡単にできるわけです。それは台湾でも同じことが言えます。そして、通常、台湾では福島県産や日本産の輸入食品は台湾産よりも価格が高い傾向にあるので、消費者の知らない間に福島県産食材が料理に使われていたということは起きないと考えられますね。

いずれにしても国民党は、台湾国内を分裂させるという中共統一戦線部の方針を忠実に実行しているし、あわよくば民進党の支持率を下げ、今年年末に行われる統一地方選挙で巻き返しを図ろうとしている事が読み取れます。
一方民進党や支持者は日本との関係強化を重視しており、それは国際舞台に台湾を立たせることにもつながると考えているようです。もちろん民進党支持者の中にも福島県産食品に疑問を抱いている人も存在しておりますが、そういう人は「心配なら買わなきゃいい」と言っており、冷静な反応をしていると思いました。

最後に朝日新聞の記事を読んで、「台湾国民の半数以上が輸入再開に反対している」という感想を持つのはまだ早すぎるような気がします。比較的中立的な台湾民意基金会という財団法人があるのですが、その団体が調査結果を出したらまた取り上げたいと思います。

私個人的には、殆どの人が輸入再開に賛成、またはどちらでもよいという台湾人が多いような気がします。それは、日本好きな知り合いが多いというのも関係していると思いますが。

2022年2月10日 編集・翻訳(八度妖)

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