今やマスコミのWeb記事すら見つからない日本での誘拐未遂事件

2022年2月22日 妙佛DeepMaxさんが取り上げていた中国における人身売買・人さらいについて解説をされており、更には日本での誘拐未遂事件についても取り上げていた。実際の所、本当にWeb検索をかけてもヒットしないのか、”自称”ある程度の能力を持つITエンジニアである私が検索して考察してみた。

映像が見られない原因として削除されたか、メンバーのみへの公開となったためと考えられます。

前提条件:検索結果に影響が及ぼさないように、シークレットモードで行なった

1.単純に「中国国籍 誘拐未遂」でGoogle検索

→ヒット件数約519,000件。確かに妙佛さんの仰る通り、マスコミと言われる報道機関・会社のサイトが上位検索に上らないだけでなく、次のページなど、下位にすら検索結果として表示されない。上位に表示されるのは、いわゆる「まとめサイト」のようなニュースに対して電子掲示板のコメントを抜き出して張り付けるタイプのサイトばかりである。
因みにGoolge検索ではなく、プライバシーと検索結果の両立を実現したと言われる「Duckduckgo」でもほぼ同じように「まとめサイト」や「個人ブログ」のみが上位にヒットする形であった。

2.上述1でヒットした「まとめサイト」内にあるニュース記事URLをクリック

→殆どの参照先URLがYahooニュースである為、クリックしても

指定されたURLは存在しませんでした。
URLが正しく入力されていないか、このページが削除された可能性があります。

と表示されるため、どこのメディアが発信したかが不明である。

3.上述1でヒットした「まとめサイト」にある見出しをコピーして、Google検索

→検索キーワードは「中国国籍の女を逮捕 小学生を誘拐しようとしたか 」「静岡県県西部で、小学生女子を連れ去ろうとして」
結果はやはり「まとめサイト」や「個人ブログ」が上位に表示されるが、保守系外国人言論人「フィフィ」さんのTwitterでの投稿が上位に来ていたので、閲覧するも、貼られているリンクは上述2で述べたYahooニュースであるため、詳細が分からない

4.Twitterで見出しを検索

→今度はGoogle検索ではなく、Twitterに絞って「中国国籍の女を逮捕 小学生を誘拐しようとしたか 」で検索をしてみる。Yahooニュースを引用しているツイート以外にも、静岡放送(SBS)のWebサイト(動画)を引用しているアカウントがいくつかあった。投稿内リンクをクリックしSBSサイトに飛ぶものの当該ニュース動画は表示されず、最新のニュース動画が表示されてしまう。

しかし、動画IDが「8gXMmBeu5QM」であることが分かった。

5.YouTubeで動画IDを入力しアクセス

→YouTube動画は https://www.youtube.com/watch?v=動画ID
の形式で再生できるため、「動画ID」部分に先ほどの「8gXMmBeu5QM」を入力してみると、

動画を再生できません
この動画は非公開です

と表示され、動画を閲覧する事が出来ないが、動画が存在することは確認できた。つまりはそのような誘拐未遂があったことは、やはり実際に起きた事件である。

動画が非公開の場合(動画は存在している)

ちなみに動画が削除されている場合は「この動画は再生できません」と表示されるのみである。

動画が削除された場合は

6.Webページアーカイブまたは他の動画サイトに当該動画が存在しているかを確認

→アーカイブとニコニコ動画に存在していた

https://archive.vn/cAnws (ニュース記事)

https://www.nicovideo.jp/watch/sm37211304 (動画)

尚、SBSサイトには当該記事を検索するもヒットせず、なかったことになっている。


7.容疑者の名前で検索

→1~6の方法で検索してみた所、記事がいくつか存在するようで、Web版では容疑者の名前を伏せられているが、ニュース動画では名前が公表されていたため、その名前で検索してみても、1~6で行なった検索結果と殆ど変わらないものであったのと、中国メディアでも報道されていたことが分かった。ちなみに自分なりに色々と探したが、SBSのみが報じて、それをYahooニュースが報じたという形でしか記録が残っておらず、あとは「まとめサイト」「個人のブログ」「SNSでの投稿」がヒットするだけであった。


Web管理者考察

この事象だけをみて「親中メディアによる中国擁護のための隠蔽工作の一つだ!」と主張するのは、短絡過ぎる。もしかしたら、当該容疑者の疑いが晴れて、実は誘拐未遂ではなかった、とか、警察の不手際で誤認逮捕してしまった、というパターンも考えられるからだ。もしそうだとしたら、記事や動画をそのまま掲載・公開し続ける事は、その人物に対する一種の名誉棄損にも当たる可能性があるので、削除しても当然かと思う。しかし、個人的には名前の無いWebニュース版であれば、記事内文字に取り消し線を入れて「この事件は不起訴処分となりました」など解説があれば、あらぬ疑いをかけられずに済むと思うし、その方がメディアも視聴者(読者)も納得いく形だと思う。

ここでこのブログを終わると八度妖は中国擁護している!と言われかねないので、補足的情報を出させていただく。

2022年2月時点で、中国では冬季五輪よりも誘拐についての話題の方が注目されているとも言われるくらい多くの中国人が他人事とは思っていない事件が発生して、今も話題になっている。それだけ身近に誘拐が発生している事の表れであり、日本にいる在日中国人も「自分の欲望を満たすことができるのであれば、他人の子供を誘拐しても構わない」という考えを持っていてもおかしくないし、実行する可能性だってある、心配だ、と考えるのは子を持つ親としては当然の事だと思うし、子供がいない普通の人間であっても、その心配する気持ちは同じだと思う。

中国の場合は、中国共産党が事件を隠蔽するという体質もあるのと、そういう闇のビジネスが成り立ってしまっているという点もあり、まったく改善する兆しすら見えていないのが現状であるし、需要、つまりは他人を買うというマインドが存在する限り、仮に中国国内で厳罰化されて誘拐が減ったとしても、今度は誘拐する場所を別の場所に変えるだけの話であるので、2020年7月の誘拐未遂事件は日本人にとっても他人事ではないということを覚えておかなければならない。また日本国内でこのような犯罪を罰する法律は「未成年者略取誘拐罪」にあたり、3ヶ月以上7年以下の懲役という私にとってみれば非常に軽い罰であり、もっと厳罰化してほしいと思う。
※厳罰化したからこのような犯罪が無くなるとは思わないが、件数は減ると思っている。

ちなみに中共メディアによるニュース隠し、という点は可能性が少ないと思う。なぜなら中国SNSにおいてもこの誘拐未遂事件についてのWebページや動画が未だに残っているからだ。もし中国共産党政権が隠したいと思うのであれば、そういった記事やWebページを削除するであろうし、消すメリットより消さずに残しておく方がメリットが大きいと考えるため、未だに存在しているのであろう。例えば、いつまで経っても誘拐事件が改善されないことが人民の不満の矛先となった場合、「日本でもこういう事件が発生している。日本政府も頭を抱えているが、我々も頭を抱えているんだ」と主張する事もできるからだ。

https://new.qq.com/omn/20200715/20200715A08FS800.html
テンセント・ニュース(腾讯网)でも取り上げられている。アクセスするか否かは各自ご判断ください。

2022年2月22日 編集(八度妖)

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