2020年1月22日 総統府敞庁談話 全文

今日は皆様に向けて、武漢肺炎の流行について政府が把握している状況と我々の準備している流行防止対策について説明します。

蔡英文総統(右)と陳建仁副総統(左)

では、始める前に、私から説明いたします。
私、陳建仁副総統、蘇貞昌行政院長を含めた現在の執政チームは
皆、17年前のSARS対策の行政チーム部隊であり、17年前、一致団結してSARS危機に立ち向かいました。
17年後の今日、我々は十分な経験と十分な準備があり、挑戦に挑む自身も十分に備えております。

皆様は無暗に怖がらず、正常な生活を続けてください。

政府から提供される各種流行情報に注意してください。
今朝、武漢のウィルス流行に関して我々は国家安全局の幹部会議を開き、私は会議中、流行に関する説明を聞き、関連の指示を出しました。
現在流行レベルは3になっており、既に中央流行指揮センターを開設しております。
我々全体の通報体系も確立しており、関連部会は既に専属チームを結成していました。
皆さんは我々は武漢ウィルスに対する防疫対策が万全ですので、ご安心ください
私は皆様に対して、空港の防疫管理は非常に厳格に運用されているため、少しでも(感染の)疑いがあれば、即座に検疫する仕組みがあることもお伝えします。
現在既に26名が検疫を受けており、そのうち1名は武漢から桃園空港への直行便に乗っていた人です。
彼女は既に治療が完了し、熱も下がっております。
同機に乗っていた乗客と乗務員は、14日間、自己で健康管理を強化するよう密接に追跡しております。
もし彼らに発症の疑いがあれば、即座に隔離して治療にあたります。
私は衛生福利部が継続して検査が最短時間で確認できるよう依頼しており、関連部会に流行の説明と衛生教育の宣伝を強化するよう依頼しております。
政府は民間のSNSを含む各メディアと協力して正確な防疫情報の伝達を行なっております。
この場所にいるメディアの皆様に感謝いたします。
皆様は我々にとって防疫する上での重要な戦友です。

現在衛生福利部は既に全体医療体系を発動し病院の適切な処置と治療プロセスを計画し、並びに隔離病床等の医療受入れ能力の棚卸を行ないました。
私は初期の段階で第一線で流行を阻止するよう医療リソースの強化を強く指示しました。
同時に政府はマスク等の防疫物資の在庫量を密接に把握し必要があればいつでも配布するので、皆様心配しないでください。

我々は次のことを推奨します。
もし咳が出たり、慢性疾病患者であったり、通院したり、病院で看病する人は一般的なマスクを着用してください
それ以外の民衆はパニックにならず、マスクの買い占めをしないでください。
これ以外にも皆様は良好な衛生習慣を維持し、常に自身の体温に注意を払ってください。

さて、皆さんが関心のある訪台観光客が流行を拡大することについて我々は関連の対策を出しました。
交通部(国交省に相当)は旅客に対して警戒するよう呼びかけ、国内旅行業者に対してすべての武漢への団体旅行を中止するよう要求し、並びに暫定的に武漢からの訪台団体旅行を中止しました。
この時期は丁度旧暦の春節の時期です。
国民の皆様がパニックにならず正常な生活を維持してください。
いつでも政府が提供する各流行情報を把握することに注意し、自身の健康管理をしっかりすれば、流行と言う脅威を避けられます。
私は政府専門チームに対して、防疫は「先手を取って、気を緩めずに」が我々の仕事の原則だと指示しました。
それ以外に、私は特別に国際社会の一員であることを呼びかけました。
中国政府が流行情報を透明にする国際的責任を果たす事と台湾と正確な流行情報を共有することを望みます。
これは中国人民自身にもメリットがあります。
我々は政治的な考えは人命の保障を超えるべきではないと信じています。

最期にもう一度言います。
台湾は世界の一部です。
2300万の台湾人民は地球上のあらゆる国と同じでいつでも健康リスクと言う脅威に晒されています。
いつでも疾病伝染の前線で防ぎとめるようにしています。
私はもう一度「世界保健機関」WHOに政治的要因で台湾を排除するべきではないと呼びかけます。
台湾は全世界の防疫の第一線です。
WHOは台湾が参加する場所を用意するべきです。
ありがとうございます。

2020年3月21日 編集・翻訳(八度妖)

以下はサイト管理者の感想
この演説の内容が武漢が封鎖される前の1月22日の内容だとは、日本に住んでいる我々には信じがたいものである。しかし、それだけ台湾政府は2003年のSARSで辛く、悲しい経験をしたからこそ、その経験を教訓にしっかりと感染症が発生しても流行拡大を防ぐ体制を構築し、法を整備したからこそ、現在台湾が武漢肺炎の流行を抑え込めているのだと思う。また台湾には人権もプライバシーもあるので、中共とは異なり、人権を無視した都市封鎖や隔離というようなこともせずに、抑え込めている。つまりは、現在武漢肺炎の流行が拡大している先進国は、台湾のやり方を見習うべきだと考える。

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