まずはこの動画をご覧いただきたい。
今回お話しするのは香港メディアの記者とSkype通話をしていたWHO幹部についてである。
武漢肺炎が蔓延している中、台湾だけが防疫に成功しおり、多くの国から世界保健機構(以下WHO)及びその他の国際舞台への参加支持を得ている。ブルース・エイルワード(Bruce Aylward)WHO事務局長補が以前インタビュー中に台湾の話題が上がると、知らんぷりした様子が公開され、ネットで大きな議論を巻き起こしたが、今回ブルース・エイルワード事務局長補がカナダ国会に召喚された。召喚の目的は、防疫の始終を説明することであるが、カナダ国会による召喚は非常にまれである。

外国メディアによるとカナダ国会は各項法律、政治議題においてその専門家または利害関係のある人を常設委員会の証人とするが、通常まずは「招待」という形で呼び出し、大半の人はこれに応ずるが、エイルワード事務事務局長補は2度もカナダ国会の招待を拒否しており、WHOも代理人を派遣するなどもしなかったために、今回カナダ国会はより強制力の強い「召喚」という形でエイルワード氏を呼び出したが、これは非常に珍しいケースである。国会が前回「召喚」をしたのは、Facebook創設者のマーク・ザッカーバーグ氏であり、彼もまた2018年同様に出席を拒否したが、最終的にFacebook社カナダ部門の上長を代理で出席することを落としどころとした。
エイルワード氏自身はカナダ人であり、ニューファンドランドメモリアル大学を卒業後、学内で働いた後、WHOで組織の重要メンバーとして働いている。今回の武漢肺炎流行においての役割は非常に重要であり、更には中国での疫病対策についての専門チームを率いている立場である。
WHOはカナダ国会に対して返信した内容として、WHOは現在全身全霊を込めて各国の防疫対策に力を注いでおり、他の国家もWHOメンバーを召喚しているが、WHOは通常、人を派遣することは無いとしている。それは規則にも定められているため、WHOはこのような召喚に応ずる必要がないとしている。
2020年5月2日 編集・翻訳(八度 妖)