日本にある中華学校について

現在日本には5校の中華学校が存在しているが、実際は2系統ある。

中共系:横浜山手学院、神戸中華同文学校
中華民国系:東京中華学校、大阪中華学校、横浜中華学院

東京都千代田区五番町にある「東京中華学校」

中共系は、中華人民共和国が関係している学校なので、今回語る必要は無いが、中華民国系は事情が複雑であるので今回説明する。

創設時期:

東京1929年

大阪1946年

横浜1952年

となっている

元々は日本に住んでいる華僑の為の学校として創設されたので、名称を「中華学校」とすることは何ら問題ない。
しかし、国共内戦で共産党に敗れた国民党が台湾を不当に統治したこと及び1971年国連総会での所謂「アルバニア決議」で「中国」は中華民国ではなく中華人民共和国に代表権が移り、中華民国が持っていた安保理常任理事国の権限を中華人民共和国が継承したと解釈されたことにより、中華民国系の中華学校も立ち位置に変化が起き始める。
中華民国が未だに中国の代表であれば、「華僑」を日本で学ばせるための学校である「中華学校」と名乗る事には何ら問題はないのだが、既述のように中華民国は71年に国連を脱退し、その後年々国交を持つ国が少なくなっている。更には、台湾の民主化により台湾人は台湾人であり、中国人ではない、人によっては華人でもないというという意識が主流になっている。こうした流れもあるため、今回この後に述べる問題点を挙げる。

また台湾と中華民国についての関係を軽く触れたい。多くの日本人が台湾=中華民国 と思っているが、大東亜戦争後の台湾の歴史を見て行けば、台湾は中華民国ではなく、「中華民国に不当に統治されている建国(人によっては独立という)できていない国」であるという点。これについてはYouTubeに「台湾地位未定論」というコンテンツを上げているのでお時間のある時にご覧いただきたい。


は、何が問題かというと、問題は2つあると思う。

1つ目は、東京、大阪、横浜の中華民国系の中華学校の運営は、生徒の授業料、在日華僑からの寄付などで運用されているが、教科書や教師の人件費などについては、台湾の税金が投入されている状態である。しかも東京中華学校については、在籍児童の半数以上が中国系の子女、および日本人(ハーフを含む)であり、純粋な台湾人は1割にも満たないらしい。つまり台湾の税金でこれら中国人に教育をしているという形である。
(大阪、横浜の日台中籍の割合は不明)

学校名を「東京台湾学校」としてはどうなのか?となると、学校の土地購入など、当時中国代表権を持っていた中華民国籍の在日華人たち、つまりは台湾人ではない中国人がお金を出して購入した土地であり、また学校創設の目的が孫文による「華僑子女のための教育」であるため、台湾の一方的な都合で変更するのは難しいと考えられる。

2つ目の問題は、中華学校の運営権を台湾政府が止めてしまう事の弊害
仮の話で申し訳ないが、台湾政府が運営を止めてしまうと、教師の派遣や教科書などが行なわれなくなるため、学校運営者は恐らく日本在住のネイティブの中国語が出来、且つ算数などの学科も教えられる人材を探すか、または中共から人材や教科書などを手配すると考えられる。(これはあくまでも推測であり、もっと適切な方法があるのかもしれない)
そうなると、何が怖いかというと、幼稚、小中高と「孔子学院」の如く、中共愛国者を育てる教育機関出来てしまうという点である。分かりやすく例えると北朝鮮系の朝鮮人学校のような「反日」的な学校が増える、という点である。
※東京中華学校には「幼稚部」は存在していないが、横浜、大阪には存在している)

北朝鮮と「友好的にやりましょう」という日本人は少ないが、「日中友好」を掲げる日本人は意外にも多いため、このような注意喚起を促すブログを書いた次第である。

これ以上日本に孔子学院及びそれ相当の機関を作るべきではないと思う。


大阪市浪速区敷津東にある「大阪中華学校」

いずれにしても、台湾政府がお金や人材を出してくれているからこそ、日本における未成年への赤化工作が防げているとも言えるのではなかろうか。またまた台湾には感謝しなければならないところである。しかし、情報筋の話では、現在東京中華学校の校長 劉剣城氏は所謂外省人であり、考え方も典型的な外省人的考え方だそうである。また、入学試験の選考基準は学業成績重視であるため、台湾籍だから有利に入学できるという訳ではないようだ。ただ、東京中華学校は「台湾人」の学校ではなく、あくまでも「華僑の教育」を目的としたがっこうであるため、こういう判断も間違えでは無いと思う。

(情報ソースは、かなり狭い世界のようなので、申し訳ないですがこれ以上は明かせません)

今後の流れとして、台湾が中華民国による不法統治を終わらせて、真の独立主権国家となった時には、この「中華学校」をどうするのか?という点を台湾はうやむやにできないはずであろう。

私なりに考えた妥協策としては、民主主義国家日本において、中華民国系の中華学校の存在は、中共愛国者・支持者の育成をこれ以上増やさないという面において非常に重要な学校であると考えるが、台湾政府の立場も考え、学校創設の目的も踏まえると、「中華」学校とするのではなく、「東亜学校」などのように「中華」とも「台湾」とも名乗らずに「中国語を教えながら、自由民主の大切さも教える学校」を意味する名前を付けて運営する方が良いのかもしれない。それか無理に答えを出すのではなく、現在のように玉虫色の状態のまま運営していくのも答えの一つなのかもしれない。

神奈川県横浜市中区山下町にある「横浜中華学院」

文章:八度 妖

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