世界で4か国目に発見 台湾初の新興伝染病テンブスウイルス

台湾衛生福利部疾病管理署は今日国内北部、中部の蚊の体内に人畜共通の新興伝染病のテンブスウイルスが発見されたと発表

台湾衛生福利部疾病管理署(日本の厚労省に相当)は今日(24日)、国内北部、中部の蚊の体内に人畜共通の新興伝染病のテンブスウイルス(Tembusu Virus,TMUV)が発見されたと発表した。これはマレーシア、中国、タイに続く世界で4番目のウイルスが見つかった国である。研究結果は既に国際学術雑誌「Viruses」に掲載されているが、台湾国内で人への感染は確認されていない。

  衛生福利部疾病管理署の検査及びワクチン研究製造センター病気媒介ウイルス及びリケッチア実験室研究院の舒佩芸(ジョ・ハイウン)氏は、疾病管理署で2005年から病気媒介の蚊を観測する計画を開始し、並びに同時にテンブスウイルスの検査を行なっていたが、この種のウイルスに気が付かず、昨年北部の湿地にいる蚊(Culex annulus)及び中部養豚所付近のアカイエカ(Culex tritaeniorhynchus)の体内に存在していることを確認した。これは国家が有しているウィルス株とは異なるもので、一種の新型ウイルス株であることが分かった。

  舒佩芸氏は、昨年に発見したものの、これは昨年初めて出現したとは言えず、それよりも前に既に存在した可能性があると指摘している。ただ数量も多くなく、結局ある程度の密度に達した時に初めて検知できるものであり、推測では少なくとも2010年以降に出現したと思われる。それはその年、中国では疫病が深刻であり、慎重に調査した結果、症状が日本脳炎または鳥インフルエンザのように鳥経由で伝播した可能性があるとしている。

  舒佩芸氏は、テンブスウイルス株は1955年に初めてマレーシアで発見され、台湾のウイルス株はマレーシアのものと非常に類似している。海外経験から見ると、マレー氏はの養鶏所でこのウイルスが見つかり、鶏に脳炎を起こし深刻な症状を発症している。また中国では東部、南部の養家鴨場で発見され、9割以上のアヒルが感染し発病していることを確認し、また産卵率の低下及び死亡率が5%~40%にも上っている。

  舒佩芸氏は、テンブスウイルスは人畜共通の新興疾病であり、マレーシアでは家禽場の牧畜業者から抗体があることが分かり、中国での鼻咽頭拭い液検査ではある人は陽性反応が出ていることから、人類にも感染することを表していると述べている。

しかし、舒佩芸氏は、台湾ではテンブスウイルスが発見された後、更に詳しく現地付近の野鳥、鶏、鴨、ガチョウなどの家禽を観察したところ、特に異常が無かったと述べている。150~200件の報告された日本脳炎の症状検体を調べても、テンブスウイルスに感染している者はなかった。したがって、台湾で発見された新型のテンブスウイルスが人に感染するかは現段階では科学的な証拠がない状態である。

2020年6月25日 編集・翻訳(八度 妖)

Web管理者感想

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気になる所としては、過去に蚊を媒介して人間にもこのウイルスが体内に入っている事例が確認されたという点でしょうか。ただ、台湾では少なくとも2010年頃にこのウイルスが入ってきていると推測されているにも関わらず、野鳥や家畜にそのような症状がみられないということなので、必要以上に怖がることは無いと思います。しかし、これは医療知識のない私の感想なので、参考程度にしていただけると幸いです。

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