台湾師範大学関係者1年3か月失踪。国台弁が「国家安全を理由」に拘束

台湾師範大学国際人事発展研究所の副教授であった施正屏氏

※記事は2019年11月13日のものとなります。

台湾師範大学国際人事発展研究所の副教授であった施正屏氏は2018年8月に中国で失踪し、現在に至るまで1年3か月経っている。中国国台弁(対台湾窓口機関)の馬曉光スポークスマンは今日(11/13)の記者会見で、当事者は国家安全を脅かす活動をした疑いで、中国当局によって拘束されたことを発表した。

  台湾メディアが国台弁の記者会見で、施さんは昨年8月大陸で失踪し、現在北京で拘束されているのでは?と質問した。以前「蔡金樹」さんと「李孟居」さんらが行方不明になっていたことを含み、国台弁はこれらの人たちがどんな具体的な罪を犯したのかも何も述べていない。両岸双方の交渉窓口は現在機能しておらず、彼らの家族は一体全体何が起こったのか具体的な状況を知ることが出来ない状態である。

  これについて、馬曉光は「我々は国家安全に危害を与える犯罪活動を厳しく取り締まり、3つの事件(施、蔡、李氏)は当事者が中国で国家安全に危害を与える活動をした関係で大陸の関連当局に法的手続きを行なっていると述べた。このことから、関連当局はこの事件については厳格に対処しており、また彼らの家族には既に拘束されている旨は通知してあり、法律規定により彼らの合法的権利は保障されているとのことだ。

(中略)

  56歳になる施さんは定年退職後、台湾政治大学のEMBAカリキュラムを受けたこともあり、またその後中国国営企業「華夏グループ」の経済学者を担任しており、台湾中国間をよく行き来していた。彼は過去に、国民党本土派(台湾を本土とする会派)であったこともあり、陳水扁元総統の時代には、駐米農業食糧貿易の代表を務めていたが、蔡政権では特に重用されることはなかった。また「旺旺グループのメディア」では蔡政権を批判する多くの記事を書いていた。

  統計によると、蔡政権が2016年5月に政権についてから、海峡交流基金会(対中交渉窓口)が受理した中国での失踪事件は149件あり、そのうち101件が行方を掴むことが出来ているが、48件は「音信不通」である。9月に公布された「音信不通」は67件であったが、ここ1か月強のうちに19人が見つかり、そして中国に拘束されておらず無事に帰国していることを確認している。

2020年6月29日編集・翻訳 (八度 妖)

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