米豪高官が台湾支持!共同声明で台湾支持強化

共同声明を発表した米豪4名の高官

  米国のマーク・エスパー(Mark Esper)国防長官は28日、同国ポンペオ(Mike Pompeo)国務長官、豪州のリンダ・レイノルズ(Linda Reynolds)国防大臣、同国マライズ・ペイン(Marise Payne)外務大臣が協議を行ない、その後中国が周辺諸国の平和を破壊し、台湾がインド太平洋地区において非常に重要な役割を持っていることを盛り込んだ共同声明を発表した。

  その中でエスパー長官は次のように発言した。

  米豪関係は世界の安定、安全と繁栄において極めて重要であり、双方がインド太平洋における自由開放を望んでいる。太平洋では全ての国家が利益を享有することができ、自由、公平を以って相互に貿易を行ない、各国は皆国際ルールを順守しなければならない。

  エスパー長官は、米豪双方が中国の地域安定への破壊活動と他国への圧力をかけることについても議論したが、豪州における5G導入について米豪双方の協力を守るために豪州がファーウェイを排除したことを称賛すると述べた。

  双方が共同声明の中で、台湾がインド太平洋地区において非常に重要な役割を持っている事にも触れ、台湾と強固な非正式関係を維持し、台湾が主権国家ではない立場で国際組織に参加することを支持し、国家主権を有することが条件の国際組織加入に関してはゲストやオブザーバーの立場で加入することを支持すると述べている。また、米豪は最近の出来事により台湾を支持する決意を強めたことを強調した。台中両岸の争議は平和的に処理すべきで、脅迫や強制に頼ることなく、双方の人々の意志に従うべきであると繰り返し述べた。また、太平洋島嶼国への開発援助に焦点を当てて、台湾の援助協力への調整を強化することを約束した。

  それ以外に米豪は、中華人民共和国政府が「一国二制度」の枠組みを弱体化し、中英共同宣言に基づく義務に違反して香港の自治と自由を侵食する取り組みに関する懸念と、ウイグル人をはじめとする新疆ウイグル自治区の少数民族グループの抑圧政策に関する深い懸念を表明した。


2020年7月29日 編集・翻訳(八度 妖)

Webサイト管理者感想

記事を読んでいくうちに、あれ?と思う事があった。

「台湾と強固な非正式関係を維持」

(maintain strong unofficial ties with Taiwan)

「非主権国家としての台湾の国際組織への参加を支持」
(support Taiwan’s membership in international organizations where statehood is not a prerequisite)

  つまり、彼らには台湾と国交を樹立させるほど台湾を支持しているのではなく、あくまでも自分たちの利益の為に台湾を利用しているという風に私は深読みする。しかし、いったいどの国が自分の国益を損してまで、他国を支援するだろうか。恐らく台湾を支持することで、台湾は武器を買ってくれるし、米豪にとっての脅威となる中共への牽制的役割を担う事もできるし、何よりも地政学的に非常に重要なところに位置している国(彼らにとっては国か国ではないかは重要では無かろう)であるので、このように中国を刺激するような共同声明を発表したのであろう。ということで、日本も台湾も、米豪などに頼りっきりになるのではなく、我々も彼らを利用ながら自国の利益を確保していけば良いと思う。


  いずれにしても言いたいこととしては、中共とは付かず離れず、いや付かず、離れてもいいや、くらいのお付き合いをしながら米国を中心とした西側諸国とくっついていけば良いのではないかと思った次第である。

ちなみにこの共同声明については《共同声明》をクリックしてください

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