カナダで台湾から送られてきた謎の種子?中華郵政が国外転送サービスと確認

最近米国で民衆が中国から植物の種子らしいものが入った奇妙な小包が大量に送られてくる出来事が発生しており、更にはカナダでは「台湾R.O.C」から中華郵政の形式を使った「種子が入った小包」が送られてきた。中華郵政は今日(7/29)、今年の5月19日に物流業者1社が転送サービスを用いた郵便物を中華郵政を経由してカナダに送り、それが謎の種子が入っていた荷物であったことを確認したが、種子が郵送禁止物品であるとしてこの業者に対して罰金10万元(約35万円)を科したと発表した。また今日午前、物流業者と再度連絡を取り、当該業者は送り主との業務を既に打ち切っており、これ以上彼らの荷物を受け取っていないと説明を受けたことを公表した。

中華郵政公司は、当該転送サービスは海外の送り主が(台湾)国内の物流業者へ荷物を送り、台湾到着後、空港管制エリア内で中華郵政公司へ運送し、中華郵政が発送するため、荷物には別の国から転送されたことが明記されていないことを指摘した。但し、転送郵便物が税関を通して台湾に入って来ない場合、税関は内容品に何であるかを検査することが出来ない。また当該郵便物がどの国から送られてきたのかについては、中華郵政公司は、物流会社に確認を取れば明らかになるが、物流業者は1回の転送過程において1万件以上の郵便物があるため、現在業者は詳細を確認している状態であると述べた。

将来この方法を防ぐことができるのか?という質問に対し、中華郵政公司は、原則転送郵便サービスは人の目を通して申告内容に違反が無いかを行ない、問題があれば郵便物を転送させない形だが、もし申告内容が虚偽であれば、違反を見つけることが難しいと述べた。その理由として毎日数万件にも上る郵便物があり、検査の方法はランダムに抽出する形であるためだとしている。もし郵送が禁止されている物品を送ってきたら、罰金10万元(約35万円)を科すとしている。


2020年8月1日 編集・翻訳(八度 妖)

Webサイト管理者感想

  まず最初に誤解しないでほしい事としては、現段階ではこの植物が送られてきた発送元はまだ不明であるという事です。恐らくあの国かと思うのですが、ニュース内に出てきた物流業者も確認中という事ですし、あの国ではないケースもあるようですので、現時点では「発送元の国は不明」ということでお願いいたします。

  まずはこの「転送サービス」とは一体何なのか?という点ですが、イメージしやすい例を挙げて説明します。例えば送り主がどこかの外国にいるとします。そしてその外国にいる人が、荷物と最終目的地の住所を書いたメモを梱包して私の住所へ送ります。私が受け取ったのちに、その荷物を開けて別の袋に入れて、最終目的地の住所を書いて郵便局に持って行き、発送する。というやり方をもっと規模を大きくし、業務効率が向上しているものと思っていただければと思います。こんなサービスがあるんですね。私は初めて知りました。

  さて、ニュースを読んで、海外から一旦台湾を経由してカナダに送られてきたということがお分かりになったと思いますが、Twitterなどを見るとある著名なITビジネスアナリストが、「中国、台湾から謎の種子が送り付けられる事件がカナダでも多発している。絶対に植えないでください。注文していない物は開けないのがベター。」なんていう投稿をしており、過去の彼女の言動から深読みすると、「中共と裏で手を組んでいる台湾も植物の種を勝手に送ってるぞ!やはり信用ならないな」とでも主張しているように感じました。英語が堪能らしいので、そういう関連の記事を読めば、転送されたものだと分かるのに、このように発言するとは、何か意図があって、つまりは日台分断を図ろうとしているのか?と疑いたくなってしまいます。

台湾から送られてくるのは間違いないのですが、せめて経由だということを言ってほしかった。

  さて、では、ぜ台湾に濡れ衣を着せられるようなようなサービスが行なわれているか?という点ですが、真っ先に思いつくのが「台湾から送られてきた」と相手に思わせる、つまりは台湾に濡れ衣を着させるということですね。たしかにあり得る話でありますが、この写真には「追跡コード」が記載されておりますし、発送元に「この荷物は台湾自由エリアで転送されたものです」と記載されているのだから、ちょっと調べれば台湾から発送されていないと分かるのですが、先ほどの述べたような台湾のイメージを悪くしようとする人たちがSNSなので、「台湾から発送された」と発言すれば、漠然的なイメージとして台湾も植物の種を勝手に送り付けることに加担しているんだとイメージを植え付けることができるので、この可能性は否定できません。

  もう一つの理由としては、輸送コストが安くなる場合があるという点があります。例えばある国からカナダまでの航空便が100ドルだった場合、台湾を経由して発送するこの転送サービスを使えば98ドルに抑えることが場合によっては発生することがあるからです。ただ、僅かな金額を節約するために、経由便にしたら日数がかかってしまうではないか!と仰る方もいらっしゃると思いますが、意外に台湾経由の方が早く到着したりするようです。それは、発送する国の国際郵便の体制が悪く、発送の際に足止めを食らってしまうケースがあるのですが、台湾向けなら国内郵便並みの待遇で処理することがあることと、台湾到着後に空港の管制エリア内で転送手続きが行われることと台湾の郵便会社の処理能力と運送能力が高く遅延が発生しにくく、想定通りの時間内で到着することが出来ると転送サービス会社のサービス説明資料には書かれております。

「中国郵政郵費 > 台湾郵政郵費+海/空便による大陸からの運送費」とあるように場所によっては、台湾経由の方が安くなる場合がある

  ちなみに日本にもこういうサービスはあります。郵便局のWEBサイトを見ると転送サービスを行なっている会社がずらりと一覧で表示されます。例えば海外在住の日本人がアマゾンや楽天で良い商品を見つけたとしても、海外発送は一部の例外を除いてしてくれません。ですが、このような転送サービスを行なっている会社を利用することで、アマゾンや楽天から一旦これら会社に発送し、この会社が海外在住の日本人向けに送り状を張り付けて郵便局なりDHLなりFEDEXで発送すれば、気に入った商品を海外でも手にすることができるのであります。
今回のニュースの台湾経由で謎の種が送られるというケースのように、日本経由で海外に向けて送られるかどうか?という点ですが、コスト面を考えると恐らくあり得ないと思います。

  では一体全体、なぜこんな種を送り付けるのか?という点ですが、生物兵器の可能性があるとも言われておりますが、人民日報台湾版とも揶揄される中共傀儡メディアの中国時報の記事では、これは「ブラッシング詐欺(brushing scam)」と言われる売り手側が偽のアカウントを作り、実在する住所に商品を送りつけ、詐欺を働いた売り手側が”認証済みカスタマー”からのレビューとして嘘のレビューを載せるというものである可能性があると紹介しておりました。これは、商品が売れれば売れるほど(偽注文ではあるものの)、アマゾンなどのEコマースサイトの検索結果で上位に表示されるので、売上が伸びるというわけであります。偽の注文で売上を偽装して検索結果上位に表示させ「売れてます」アピールをすることで、消費者が実際にその商品を購入するようになるので、ちょっと手間がかかったとしても結果的には大きな売り上げにつながるようです。

  しかも今回、植物の種が入っていたのですが、送り状を見るとYC-2247と書いてあり、これを調べると眼鏡のフレームがヒットします。眼鏡のフレームを発送せずに植物の種だけが入っていたとなれば、恐らくブラッシング詐欺の可能性もあるのかなぁと思いますが、結局種を送った最終的な目的はまだ分からないという状態であります。

いずれにしても、心当たりのない荷物が送られてきたら、破棄せずに警察なり今回の種であれば、植物防疫所に連絡するなりしてください。

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