チェコ強し!中共原発会社を入札から排除

今日はチェコに関するニュースを台湾最大の新聞社自由時報の記事からご紹介したいと思います。

国家安全保障に係るとし、チェコが原発入札から中国企業を排除
中国大使館激怒

  チェコ各政党が国家安全保障を理由に、中国企業が原子力発電所の新規建設入札に参加する事を禁じた。これに対し、中国駐チェコ大使館は厳重な抗議を表明し、チェコが国家安全保障という名義を乱用し、中国企業の権益に損害をもたらしていることに反対した。

  ロイターの報道によると、チェコが計画しているドゥコヴァニ(Dukovany)に新規建設予定の1基1200兆ワットの原子力発電所、予算総額は少なくとも60億ユーロ(約7500億円)の計画で、中国広核集団公司(CGN Power)とロシア国家原子力会社以外にも、韓国韓国水力原子力発電(KHNP)、フランス電力(EdF)と米国ウェスティングハウスが入札すると考えられている。

  チェコの副総理、運輸大臣件工業貿易大臣のカレル・ハヴリーチェク(Karel Havlíček)氏は、全ての政党が原子力発電所新規建設の入札に中国企業を参入させないことに同意したが、ロシアも参入させるか否かについては共通認識を得られるに至らなかったと述べた。また、チェコ政府はゼロ金利または低金利での融資を得るためには今回の決定にEU国家の批准を得なければならない。

  これに対し中国駐チェコ大使館は怒りを露わにし、チェコ政府が関連の入札案件から中誤記企業を排除することに強い懸念をもち、公正な競争は市場経済の核心であると声明を述べた。また中国政府はチェコが安全保障という名義を乱用し、中国企業に対してチェコ市場に人為的に妨害していることは公正な競争原理に反する事であり、国際貿易ルールに違反しており、正常な市場原理を破壊し中国企業の正当な権益に損害を与えるという立場も表明した。

  声明の中では、中国はチェコに対して厳格に市場経済と公平な競争原理を順守することと、中国企業がチェコで投資と経営が正常にできるよう、開放、公平、透明、差別ない経済環境を作るよう求めた。


はい、以上が記事の和訳でした。

  昨年、チェコの上院議長ミロシュ・ビストルジル氏ら約90人の訪問団が台湾を訪れて、台湾とチェコが交流を深め、そして中国からの恫喝にも屈しなかったのは記憶に新しいと思いますが、今回も全党一致で中国企業を原発の新規建設から排除するという動きは、日本も見習いたいところですね。

 チェコは人口1000万人、台湾は2300万人、とそれほど人口がいるわけでもなく、そして周りには、親中の大国ドイツ、親中でもあり親米でもある大国日本があり、更に過去は共産主義国に支配されていたチェコ、中国国民党と言う中共と双子の兄弟である邪悪な政権に不当な支配を何十年もされていた台湾と境遇も似ているため、この2か国は今後も勝ち取った自由と民主の為に強固な友好関係を築いていくと思います。

  ところで、入札企業の中に、韓国企業のKHNPも入っていたのには驚きです。もしKHNPが採用されたとなると、しんぱ、おっと何でもありません。これ以上言うとアレコレ言われてしまいますからね。


  さて、話をちょっと変えますが、最近は海警法が成立して、2月1日にから施行されるというニュースがあり、台湾海峡で不穏な動きがあるのではないか?という情報がネットでは出回っております。更には米国大統領が「台湾との関係を強化する」と発言しておりますが、それも心もとないですよね。実際にアメリカは外国、サウジアラビア等への武器売却を一部停止しましたし、今後台湾に対しても武器売却停止なんてことも想定しないといけないと思います。
ですので蔡英文政権を恐らく2016年就任して以降、そういうことを見越して武器の国産化を急ピッチで進めており、最近では対空ミサイルや潜水艦、軍艦などの国産化に成功させております。まぁ、こういうものはゼロの状態から1~2年で完成という訳にもいかないので、元々あった計画だとは思うのですが、それでも先見の明がある総統だと感じました。

  いずれにせよ、私は台湾海峡で争いがあることは望みません。なぜなら台湾には家族もいるし、友人も多くおりますから。
ただ、一つ言える事としては、最近は「台湾人である」というアイデンティティが多く占め、国防に対する危機感も非常に高いのですが、超大国の中国の脅威には台湾1国だけでは歯が立たないので、この時こそ日本とアメリカが支援していくべきだということです。

2021年1月29日 編集・翻訳(八度妖)

チェコピアノ会社が議長訪台のため2500万円失う 富豪が買い取り学校へ寄付

チェコ上院議長のミロシュ・ビストルチル氏らが先日台湾を訪問し、中国外交部長の王毅氏に「チェコに重い代価を払わせる」と言われ、更にはチェコの著名なピアノ製造会社ペトロフ(Petrof)が中国から発注取り消しをされ、巨額の注文書を失う事になった。このニュースがリリースされた後、チェコの実業家カレル・コマレク(Karel Komárek)氏はこの発注取り消しになったピアノの購入を決め、これらピアノはチェコの学校へ寄付することとなった。

ペトロフ社の総裁ズザナ・ツェラロヴァー・ペトロフォヴァー氏は先日、北京の顧客に突然540万チェココルナ相当の発注を取り消しされたことを明らかにした。北京の顧客曰く中国がチェコ製品に対して制裁を実施したためだと言っており、彼らに(発注取消の)罰金を科すことができず、注文取消しを受け入れた。中国市場ではペトロフ社の売り上げの35%を占め、ペトロフ社はチェコと中国の関係悪化を受け、会社の業績に大きな影響をあることを懸念している。

チェコのインターネットニュース配信サイト《iROZHLAS》の報道では、コマレク氏は、ペトロフピアノが中国により禁輸されたことに気が付いた後、彼ら夫婦は基金会の名義でこれら11台のピアノを購入し、これら11台のピアノがチェコの誇りと団結力を象徴するものになることを願ってチェコの学校に寄付することを決めた。

ペトロフォヴァー氏はコマレク氏の慷慨を称賛し、コマレク氏が素早くこの発注を買い取ることを決めたことに驚きと感動を覚え、チェコの学校に寄付されることを嬉しく思うと述べた。

2020年9月9日 編集・翻訳(八度 妖)

日本メディアが「台湾総統蔡英文」と言及 華春瑩が即面子丸つぶれ

まずはこの動画をご覧いただきたい。

  蔡英文総統、頼清徳副総統が9月3日総統府でチェコ上院議員のミロシュ・ビストルチル(Miloš Vystrčil)氏と接見し、会談を行ない、前上院議長のヤロスラフ・クベラ氏に対して「卿雲勲章」を贈った。日本メディア《共同通信》は、中国外交部の定例記者会見場で「台湾総統蔡英文」と発言したが、華春瑩報道官は即座に「今後蔡英文氏に言及する際は、「台湾総統」と言わないで頂きたい」と不満をあらわにした。

  蔡総統は3日、総統府でチェコ上院議長ビストルチルしと接見し、会談も行ない、更には国家に大きく貢献した者を表彰する「卿雲勲章」を前上院議長のヤロスラフ・クベラ氏へ贈った。蔡総統と一緒に接見した頼清徳副総統は訪問団に贈り物を贈り、訪問団も台湾国民に復活再生を模した柘榴石の十字架やモルダバイト(チェコ周辺で見つかる緑色の天然ガラス)で出来た天使のお守りを贈り物を贈った。これら2つの贈り物は、永遠に台湾国民が自由と民主と主権を守るという願いが込められている。

  これに対して、共同通信記者が、中国会合部定例記者会見場で「台湾総統の蔡英文氏が共台北でチェコ上院議長と会見をしましたが、中国当局はどのように評価しますか?」と質問した所、華春瑩氏は「チェコ上院議長が中国政府とチェコ政府の反対を顧みず、執拗に台湾地区へ訪問したことは、公然と台湾独立勢力であるいうことであり、これは公となる挑発である」と答えた。

  華春瑩氏は台湾とビストルチルを操る反中勢力に不満を向け、「彼らが行なっている行為は台湾が中国の不可分の領土の一部である事実は変えることが出来ない」と述べ、このような政治活動で「台湾独立」を作って分裂行為を企図しても何ら結果を出すことが出来ないとも述べた。

  最後に華春瑩氏は、「それと同時にあなた(共同の記者)が言ったことを指摘させていたきたい。今後蔡英文氏に言及する際は、台湾「総統」と呼ばないようにしていただきたい。彼女は中国台湾地区のリーダーにすぎないだけだから」と反論した。

2020年9月5日 編集・翻訳(八度 妖)


  この共同通信記者の台湾総統発言があったのは9月3日、当日の深夜には台湾では大きく報道されておりましたが、華報道官から指摘を受けた共同通信の中国語サイトはというと9月5日9時時点で、チェコに関する記事もなく、もちろん指摘された事も記事になっておりません。日本語に関してはチェコ訪問団が蔡英文総統と会見した事は記事になっておりましたが、共同の記者が華報道官に指摘されたことについては記事を見つけることが出来ませんでした。日本語で見つかった記事と言えばレコードチャイナくらいでした。今後共同通信が中国での定例記者会見で蔡英文総統について引き続き「台湾総統」と言うのか、それとも中共の指摘を受け止めて台湾総統と言わなくなるのか、注目したいと思います。

  ちなみに記事内に出てきたチェコからの贈り物として柘榴石の十字架やモルダバイトで出来た天使のお守りが贈られたとありましたが、こんな感じのものですね。

  現在私はチェコという国家に良い印象を持っているので、これら贈り物が気品あるものに見えております。モルダバイトというのはチェコやチェコ周辺にしか存在しない天然ガラスのようで、産出量が極めて少ないために非常に高値で取引されていると聞いております。中国語の記事では「綠玻隕石」と書いてあったので、何か隕石の仲間かと思ったのですが、調べてみるとモルダバイトという聞いたことのない物質でした。自分が知らない分野に関しては、日本語も中国語も学べるので、ちょっとした頭の体操になるなぁ、と思っております。

  いずれにしても9月5日、短かったような長かったようなチェコ訪問団が帰国してしまいます。今回、中共の恫喝にもまったく屈することなく台湾とチェコが交流している様子が見られて、私は台湾人ではないものの、自由民主という国家にいる身としては、非常に嬉しかったです。今後日本も中共の圧力なんか気にせずに台湾を訪問してもらいたいと思います。

中国、クバラ氏が台湾訪問したら報復すると脅迫 チェコ首相不機嫌に駐チェコ大使更迭要求

中国駐プラハ大使館は先日チェコ参議院議長が台湾を訪問した場合、在中チェコ企業に対して報復行動を行なうと脅迫した。これに対しチェコ政府は大きな不満を持ち、チェコ首相のアンドレイ・バビシュ氏は中国に対して駐チェコ大使の更迭を求めた。チェコ当局はこのような行動をすれば両国関係が更に緊張が高まると述べた。

Jaroslav Kubera 氏

外国メディアの報道によると、チェコ参議院議長ヤロスラフ・クベラ(Jaroslav Kubera)氏は、元々2月に台湾を訪問する予定であったが、中国駐チェコ大使の張建敏 氏が1月10日にチェコ大統領府に対し、

もしクラベ氏が台湾を訪問するのであれば、チェコの自動車メーカーŠkoda(シュコダ)、消費者金融ホームクレジット、ペトロフピアノなどに中国市場に依存しているチェコの企業が大きな損失が出る

という内容の書簡を送った。

  チェコ首相のバビシュ氏は「チェコテレビジョン」のインタビューを受けた際に、中国は駐チェコ大使の張建敏氏を更迭するべきだとの述べ、「この男(張大使)はまったく不適切だ。彼が書いた手紙はまったく受け入れられない。我々は拒否しなければならない」とも述べた。クベラ氏は、残念ながら1月末に心臓発作で急逝した。彼の後任者のヴィストルチル氏もまた政府に対して中国は張建敏大使の更迭を要求するよう意見を出した。

  チェコ大統領ゼマン氏を含む4名の政府高官が3月11日に3月10日に外交政策について議論する予定だという。


以上が記事の和訳でした。

  ご存じの方も多いかと思いますが、

チェコ、特にプラハは中共に対して独自の外交政策をとっており、2019年、プラハ当局はチベットへの支持を表明し、中国共産党による台湾政策「一つの中国」を受け入れられないとするなどで、両国の外交関係は東欧の中でもダントツに冷え切ったものとなっております。

同じく2019年10月、プラハ市は北京市との姉妹都市協定を終了させ、今年1月には台北市と姉妹都市契約を正式に結むなど、中共から離れる外交政策をとっております。そんな流れを受けて、今回の中共のチェコ政府に対する脅迫。本当に堅気じゃない国家だということが明らかになりましたね。

気になるのが元々2月に台湾を訪問する予定であったクベラ氏が亡くなってしまったことですね。ただ、これ以上の事を述べると陰謀説だなんだの批判を多く浴びるので、推測だけで話すのではなく、もう少し確実な情報が入ったら、また動画にしたいと思います。

  あと、記事内にあったシュコダという自動車メーカー、皆さんご存じでしたか?台湾では結構走っているので私は知っていたのですが、日本ではほとんど見かけません。いや、正直日本では見たことがありません。ちょっとこの分野は勉強不足なのですが、並行輸入でしか入ってきていない状態なのでしょうか?ただ、日本のユーザーは目が肥えているから、なかなか参入しにくいのかもしれませんね。まぁ、どっかの自動車メーカーは、2016年の日本での販売台数はなんと

7台

ちーん。という信じがたい販売実績でした。更には購入したのが南チャレンジの外交機関が新規登録をしたということで、一般人による購入があったとかなかったとか。

ちなみにこの写真はポニーと言われる車種で、確実なニュースソースは無いので噂レベルなのかもしれませんが、台湾が南チャレンジとまだ国交を持っていた頃に、南チャレンジが中国との国交を結ぶことをネタに、このポニーと言われるポンコツ車を台湾に数千台売りつけて、速攻で台湾と断交したという話も聞きます。ただいくら調べても中国語での情報が上がってこず、日本語の情報しか見つからない状態なので、冗談半分の話だと思っていただければと存じます。

さて、最後に、私は今の日本は政経分離を取っているように見えますが、中共自体がこんな感じに政治問題に絡めて経済に圧力をかけるやり方をするのであるから、日本もまずは中共限定で政経分離を止めてみるのは如何でしょうかと考える今日この頃でした。いずれにしてもこのチャンネルでは台湾が発信する台湾や中共に関するニュースを和訳して配信して、なるべく多くの皆様に中共の恐ろしさ、いや、日本が如何に警戒心が低くなっているという事を気づいてもらえればと思っております。

チェコが民主化されて約30年、台湾も民主化されて24年と、国民及び政治家が最近の中共のめちゃくちゃな振る舞いに危機感を感じて、距離を取る流れになっているんだと思います。そして、今日ご紹介したニュースのようにチェコが中国と距離を取りつつ、台湾と仲良くしようとしていると聞き、私はチェコという国に少し興味を持ちました。どんな国なんでしょうか。あの流行が収まり、経済的に余裕が出てきたら、行ってみたいなあと思います。

2020年3月11日 編集・翻訳(八度 妖)