自殺や他殺。恐ろしや、台湾のパイナップル販売!

台湾のパイナップル販売についてTwitterなどで騒がれているので、私も便乗させていただく。まずは下の写真を見てもらいたい。

おっとびっくり!なんとも物騒な写真である。しかし、なんと我々よりも漢字に慣れ親しんでいる台湾人にとってはお馴染みの光景である。

では、この写真の解説をしてみたいと思う。

  このような光景は「パイナップル販売」及び「ココナッツ販売」の時にしか見ることができない。(もしかしたらドリアンもあるかも)

  まずは「自殺」について説明したい。「自」は「自ら」という意味であるので理解できるが「殺」は何かというと、台湾人の言語である「台湾語」で「パイナップルを切る」というのが「刣王梨」(thâi ông-lâi タイ オン ライ)と言い、「刣」には「切る」以外にも「コ口す」などの意味もあり、それを中国語(華語)に当てはめると「殺鳳梨(shā fènglí/ㄕㄚ ㄈㄥˋ ㄌㄧˊ) 」になる。つまり「自らパイナップルを切る」と言う意味で「自殺」になるわけである。
同じような形で「他」は「他人」という意味なので、「他人にパイナップルを切ってもらう」と言う意味になり、つまりは「販売店のおじさんに切ってもらう」という意味になる。ということで、この写真ではパイナップルの値段が「28元と30元」であるが、2元が販売店のおじさんの手間賃ということだ。

  日常的に漢字を使う日本人と台湾人だが、漢字の使われ方が全く異なることがあるので、びっくりするとともに、その意味や背景を理解することで台湾のことを理解できるし、話の話題にもでき、とても興味深いものである。そして台湾には中国語(華語)以外にも台湾語、客家語、原住民語等様々な言語が存在しているが故にこのような事象が発生していることが分かる。

  ちなみに私は中国語(華語)はある程度できるが、生粋の台湾人が話す台湾語はまるっきりダメである。ちょこっとくらい分かるかな?とYouTubeなどで台湾語を話す動画を見るのだが、何の内容を話しているか?すら分からない状態である。とりあえず最近になってカメの歩みのペースではあるものの勉強を始めている。なぜかと言うと今後台湾は自他ともに認められる「台湾国」「台湾共和国」が樹立すると思っているので、その際に公用語として定められるであろう「台湾語」を勉強しておかないと、台湾人との真の交流がしにくいと思うからである。ところが、、、、、発音の段階でつまずいているのが現状である。中国語の発音よりも難しいと思う。

いつもはニュース・政治・軍事系の情報を配信しているこのブログだが、たまにはこういった息抜き的な記事も書いてみようと思った次第である。

2020年7月3日 編集 (八度 妖)