毎週10万枚マスクを寄贈 「台米双方相互」 国民党怒る:「米日豪相互だけで、中国とは相互ではない」

陳 超明議員

   台湾と米国は3月18日に、台湾のマスク生産能力が充実した現在、毎週10万枚のマスクを米国へ寄贈し、米国は台湾に30万着分の防護服の原料を提供するとした「台米防疫パートナー関係連合声明」を初めて表明した。しかし、中共官製メディア新華社は「反中親米」であると痛烈に批判した。国民党立法委員(国会議員)の陳超明氏は昨日(23日)、これについて「政府は中国とは相互関係を持たず、米国、日本、豪州としか相互関係を持たない」と問いただした。更には「ここには深い道理(謎めいた意図)が沢山あり、時々理解できない」と述べた。

   外交部と米国在台協会(AIT、米国駐台大使館に相当)は18日に公開した「台米防疫パートナー関係連合声明」では、台米双方はこのパートナー関係の下、最善の方法を共有するため感染症に関連する対抗措置を合同で進めることを表明した。外交部長(大臣に相当)の吳釗燮氏は当時の説明は、米国は台湾のために特別に30万着分の防護服原料を保留し、台湾の防護物資を充実させると述べた。また台湾のマスク生産能力が充実した後には、毎週10万枚のマスクを米国に提供し、台米関係強化を図るとした。

   中国官製メディアの新華社は翌日に、これは民進党当局による「仇中媚美」(中共を恨み米国に媚びる)であり、「ウイルスよりも更に毒がある」、「卑劣な姿勢で、吐き気を催す」と強く批判した。

   また国民党の陳超明議員は立法院経済委員会の問責決議の際に、中共は台湾に経済的貢献をしていると述べ、更に経済部長(経産省大臣)の沈栄津氏に「台湾は防護服を作ることが出来ないのか?と質問した。そしてマスクの議題においては陳氏はマスクを何度も使用してボロボロであることを強調しながら、「記者の皆様、私をよく見てください。どこに真相があるのでしょうか?と述べた。

   沈栄津大臣は、防疫パートナーの関係である「台米双方相互」にあると回答した。陳超明氏はすぐに「中国とは相互関係がない、米国、日本、豪州とだけしか相互関係がない」と批判し、また現在世界中では政治と経済は分けられないと強調し「ここには深い道理(謎めいた意図)が沢山あり、時々理解できない」と述べた。

沈栄津:(台中)双方は過去から相互信頼関係が欠乏している


  続いて国民党議員の呉斯懐氏は政府が「武漢に滞在の台湾人」を監視下から外すことを求めた。
   沈栄津氏は、過去、両岸のやり取りにおいて信頼関係という基礎が欠乏しており、お互いに信頼関係の基礎ができてから会話をしたいと述べた。

2020年3月24日 編集・翻訳(八度妖)

以下はサイト管理者の感想
  今回台湾が米国に贈るマスクは10万枚/週であるが、現在台湾は1日に1000万枚のマスクを生産できるので、7000万分の10万、つまりは1/700を米国に贈る代わりに30万着分の防護服の原料を受け取ることができるのであれば、台湾にとってメリットがあるはずなのに、これを「中国には贈らないとは何事だ!」と騒ぎ立てるのは、日本の親中議員のようである。まぁ、国民党はそもそも中国大陸に存在しており、中国共産党政府と双子の兄弟のような政党(政府)であるから、中国のことを気にかけるのは当然のことである。
  日本にも「中国びいき」や「博愛」を訴える国民が存在するが、台湾も同じような国民がいるので中国国民党と言う政党が最大野党でいられる所以である。

呉斯懐、中共爆撃機襲来は挑発ではない。国民党素早く火消し

呉斯懐 議員

   国民党比例代で当選した呉斯懐議員は、書面による国会質疑において中共爆撃機が台湾上空を飛行した行為に対して「法理上、我が国に対する明らかな挑発を意味するものではない」と述べ、物議を醸している。国民党文伝会主任委員の王育敏氏は「呉斯懐の発言は個人的なものであり、国民党中央を代表しているものではない」と表明した。

  王育敏は国民党は中国の軍事行動に楽観的ではないことを強調した。なぜならこれは我が国国防に圧力をかけ、特に現在防疫を行なっており、両岸は各自防疫対策をしっかり実施しなければならない中、軍事行動を展開するべきではない。その上、台湾民衆はこれを受け入れられないと述べた。

  これ以外に、国民党が夜間更に声明を出し、中共機は台湾海峡周辺を長距離に渡り飛行演習を行ったが、中華民国にとってみれば、両岸の平和と地域安定に何の役にも立たないことであり、党としては台湾海峡の安定を破壊する行為に対して反対する対千葉は移管していると述べた。特に正念場の防疫期間であり、中共は台湾社会に反感を増大させ両岸を対立させるものである。並びに軍事的誤判断をもたらすリスクが増大するため、中共軍はこういった行為を控えるべきだと述べた。

2020年3月22日 編集・翻訳(八度妖)

以下はサイト管理者の感想
  この呉斯懐という議員、国民党の中でもかなりの親中議員であることが判明しましたね。というよりも2020年1月の立法院選挙よりも前に、かなり親中派の国民党党員であることが分かっていました。ただ、本当に注意しなければならないのは、彼はかつて中華民国陸軍の中将であり、中華民国赤十字社の秘書長、つまりは事務局長を務めた人物であるため、かなりの人脈を持っているという事でしょうか。政治活動は2016年からとなっております。軍隊とのつながりが強く、比例代表名簿では4位ということで、国民党としても当選させたいという人物であることがわかりますが、2回も声明をだすという国民党の異例の対応でした。これは、現在武漢肺炎の感染者拡大の第二波を迎えている中で不安を抱える台湾国民の感情を鑑みての対応かと思われ、もし平常時の発言であれば、ここまで火消しをしないと思われます。
   それにして、この呉斯懐という議員は頭がおかしいのではないでしょうか?チャイナの習近平総書記の話をチャイナ現地まで行って聞いたり、中華人民共和国国歌を歌う等かなり親中色が強い人物は昔から知られており、党内外から数多くの批判を浴びております。
ちなみに頭がおかしいという事を台湾語では「タオカパイキ(thâu-khak pháinn-khì)」と言います。カタカナ読みで恐らく通じるはずです。冗談が通じる場所で発言すれば、台湾人はびっくりすると思いますよ。ただ、かなり悪い言葉ですので、真面目な場では使用をお控えください。