日米台議員が初の戦略対話を推進 日本超党派議員が調整中

古屋圭司議員

  日本の超党派議員連盟「日華議員懇談会」は台湾立法委員(国会議員に相当)と米国上下両院の議員と初めてオンラインで戦略対話を開く方向で調整している事が分かった。月内の実現を目指している。

  共同通信の報道では、「日華議員懇談会」の関係者は、今日(5/12)、中国の台湾海峡情勢に対する圧力を考慮し、日、米、対が協力していくと明らかにした。それに加え、米中対立により、半導体の必要性が増え、半導体のパーツ購入とサプライチェーンを強化する事も必須であり、且つ台湾には世界最大の半導体企業TSMCがあるので、(この連携は)半導体供給の安定にも必要であるとしている。

  報道によると、元々昨年蔡英文総統の就任式典に戦略対話を行う予定であったが、武漢肺炎(新型コロナウイルス、COVID-19)の感染拡大の影響で取消となっていた。日米両国と台湾の間には正式な国交が無く、また日本側は台湾は中国領土内の中国だと主張に配慮する事が影響し、公で日本と台湾政府の間に関係を持てない為、「日華議員懇談会」は議員レベルで信頼関係を構築し、政府間で協力できることを望んでいる。

  報道によると、台湾が環太平洋パートナーシップ(TPP)協定への参加についても重要な議題になるとされる。「日華議員懇談会」の会長である元国家公安委員会委員長の古屋圭司氏が出席し、担当事務局長である元内閣総理大臣補佐官の木原稔氏も参加を検討している。また台湾の立法院院長游錫堃氏と米国両党の上院下院議員も共同参加するよう呼びかけている。


はい、以上が記事の和訳でした。

今回、私は台湾最大の新聞社自由時報の記事を和訳したのですが、記事を読むと「共同通信」の記事をベースに記事を書いておりました。で、調べたところ、共同通信は確かにこのニュースを伝えておりましたが、中国語での配信しか見つかりませんでした。日本語での配信もあったのかもしれませんが、こういう動きを積極的に報じない、つまりは殆どの人が目にすることが無いかもしれないと思い、今回この話題を取り上げてみました。

あくまでも共同通信が取材をして分かった事なので、日米台の国会議員がオンライ対話を行なうかは公式な情報ではないので不透明ですが、昨今の世界情勢を鑑みるとこういう動きをするのは不自然ではないと思います。

そして、この戦略対話では、WHOとTSMCも議題となるようですね。WHOは皆さんご存じのように今年も中国の政治的意向によって台湾の参加が拒否されるであろうとされていますね。もうこんな政治色の強い組織は、いったん解体した方が良いのでは?と素人の私は考えてしまうのですが、一方で研究的な方面で解体は宜しくないという考えもあるようなので、WHOについてはこれ以上は申し上げる事はございません。ただただ、台湾が参加できることを願うばかりです。

そして来ましたね、TSMC。こちらは日本では一部のネット民の間では、TSMCは中共とズブズブの関係で邪悪な企業で、日本の国防をも脅かす危険な企業でもあるという論調がありますが、日米台の議員がTSMCを如何にして多く日米台側に寄せようとしているか、つまりは中国に対する強いカードにするか、という点を議論するということで、日米台の議員の共通認識として自由民主主義国家側に付けなければならない企業だということが分かるかと思います。しかしながら、「なぜ外資に血税を投入しなければならないのか」「なぜ日本の半導体産業を守ろうとしないのか」というスローガンに踊らされて、TSMCを排除する動き、TSMCを目の敵にする動きがあるのも事実であります。聞くところによるとTSMCを敵と看做せ!みたいな主張をする怪文書が官公庁のみならず、自衛隊や民間企業にもFAXで出回ったということを聞きました。そして、国際政治学者の藤井厳喜先生や長尾敬 議員も業務に支障が出るくらいのくだらない問い合わせがあるようです。

  私が心配するのは、一昔前に「愛国無罪」と言って愛国であれば、何をやっても許されると言いながら、日本製の車を破壊したり、日系のスーパーを襲撃したりした隣国の動きにつながりかねないかという点です。「日本の産業を守れ」をスローガンにして、他人に迷惑をかけてまで自分の信じる主張を広めようとしている動きが更に過激になってしまうのではないかと心配しております。

なお、一部YouTuberが私のTwitterの書き込みを引用して誤解を招くような表現をしておりましたので、ここで説明させていただきます。

私のTwitterの書き込みなんですが、藤井厳喜先生のツイートに私が答えた形となります。まずは以下をご覧ください。

このような書き込みをしたのですが、その動画では、この流れをあたかも今回のTSMCに関連して予告を受けたみたいに仕立て上げられておりました。

私が予告を受けたのは台湾独立を主張しているからであり、TSMCの件とは全く関係のないこと、強調させていただきます。

はい、本日は以上となります。

2021年5月13日 編集・翻訳(八度妖怪)

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