黄河で今年2回目の洪水発生 蘭州の河川敷が一部浸水

蘭州に流れる黄河の水位が上昇し、河川敷が一部浸水している

中国黄河では最近2020年2回目の洪水が発生し、黄河水利委員会は「水害に対する第4レベルの応急対応」を発動した。黄河上流の劉家峡ダム、塩鍋峡ダムが限界水位にまもなく達する状態であり、甘粛省省会(省都)蘭州市は地理的環境によって黄河が市内を突っ切るため、沿岸地区においては一部浸水している。

中国メディアの報道では、黄河の水位が上昇しているため、甘粛省臨夏回族自治州(りんかかいぞくじちしゅう)永靖県及び蘭州市では沿岸エリアがすべて浸水した。蘭州市中心を流れる黄河の一番狭い川幅は120メートルであり、一部の河川敷の散歩道は水没している。蘭州市内の黄河に隣接した川辺のエリアは立ち入りが禁止されており、蘭州渡し船は全面停止している。

21日17時時点で蘭州市の黄河上流の劉家峡ダムの放水量は毎秒2900㎥、ダムの水位は1726.2m に達しており、「危険水位」まで残り0.8mとなっている。劉家峡水力発電所の李永清所長は、劉家峡ダムは今年の雨季で3度緊急放流を行なっており、現在3回目の緊急放流は7月16日から始まっており、将来は更に多くの放流を行なう予定であると述べた。

※劉家峡ダムの高さがWikipediaで調べると142mなので水位が1726mになるわけがないので誤りと思われる

  李永清所長は「現在の雨季であるが想定通りできっちりとコントロールできている。ダムの最高水位までまた11mあるので、ダムの安全は保障する。但し黄河の川辺の能力には限りがあるため、放水量が増えると川辺においては更なる浸水が広がる恐れがある」と述べた。蘭州市水務局増水対策副主任の陳梁棟しは、将来杭州蘭州の水位が上昇し続ければ我々は積極的に対応する予定であると述べた。

Webサイト管理者感想

  日本のメディアでは長江での洪水を報道することは殆どありません。三峡ダムのような国家プロジェクト級のダムが無い黄河においての洪水発生を報道するわけがありません。幸い台湾のニュースを見ることで、黄河においても豪雨の影響を受けていることが分かります。また、これは中国新聞社でも写真付きで報道されているため、そして連日の豪雨は黄河上流のエリアでも降っているので、河川の増水はあり得ることだと考えます。黄河の下流には上海、北京のような誰でも聞いたことのあるような都市がないのですが、それでも済南市のような中規模都市があるので、仮に黄河のダムも決壊するようなことがあれば、その被害は甚大なものとなると考えられます。