簡単にできるAI顔認証(無料)

金正恩氏やプーチン氏に影武者がいるという説がネットの中で囁かれていますが、果たしてそうなのであろうか?でも確認のしようがないとお思いかもしれませんが、現在Amazon Web Services(以下AWS)で誰でも簡単にAI技術を使った顔認証が無料で使えるので、今回はその使い方をご紹介いたします。


目次

  1. Amazon Rekognitionとは
  2. AWSアカウントの作成
  3. AWS Rekognitionの使い方

Amazon Rekognitionとは

AWSが提供するサービスの中の一つで、モノ、人物、テキスト、シーン、アクティビティを識別できるサービスとなり、その中に、高精度な顔分析、顔比較、および顔検索機能も備えています。
  今回はその中でも「顔の比較」と言う機能を使い、2つの顔写真が同一人物であるか否かを確認する手順をご紹介いたします。なぜこんなに高性能な機能が無料で使えるか?という部分ですが、AWSが顔分析の精度を確認してもらうために、サンプル機能(評価機能)として提供しているからです。1枚1枚写真をドラッグ&ドロップしていかなけれならないので、AWS側にとってはそれほどの負荷がかからないのと、精度に満足してもらえれば長く継続して有料サービスとして利用してもらえるので、サンプル機能として提供できるわけであります。

こんな感じに2枚の顔写真の比較し、類似度を数値として算出してくれます

AWSアカウントの作成

  何は無くともAWSアカウントがないことには顔認証を使う事ができません。アカウント作成に事前に準備するものとして以下があります。

Eメールアドレス
AWSアカウント
 (数字12桁以外に人間が管理しやすくなるように付与する名前となります
   例 yamadataro1999)
連絡先情報
  氏名、住所、電話番号等
支払情報(※アカウント作成だけで請求は発生しません)
  クレジット/デビットカード番号
請求先住所(同上のもので構いません)
電話もしくはSMS(携帯のテキストメッセージ)を利用できる端末
  つまりはガラケーかスマホ

詳しい手順はAWS公式サイトをご覧いただくか「AWS アカウント作成」で検索すると画像付きで解説しているWebサイトが沢山ありますので、そちらをご参照ください。日本語で進める事があるので、特に難しい手続きは不要かと思いますが、選択するプランは「ベーシックプラン」を選んでください。

AWS公式Webサイト
https://aws.amazon.com/jp/register-flow/

注意点としては、パスワードを安易なものにしてしまうと他人に悪用される可能性があるので、強固なものを設定する事をお勧めいたします。


AWS Rekognitionの使い方

さて、AWSアカウントを作成したら以下のURLへアクセスし早速ログインしてみましょう。
https://aws.amazon.com/jp/

画面右上にある「コンソールにサインイン」を選択します。

「ルートユーザー」にチェックを入れ、「ルートユーザのEメールアドレス」に登録時に入力したメールアドレスを入力し「次へ」をクリックします。

パスワードを入力します。

AWSマネージメントコンソールという画面が出るので「Machine Learning」にある「Amazon Rekognition」をクリックします

出てきた画面の左側にある「顔の比較」をクリックします

顔の比較画面が現れるので、赤枠と緑枠の所に顔写真をそろぞれドラッグ&ドロップするか、「アップロード」ボタンをクリックしてアップロードしたい写真を選択すると右側に比較後の結果が表示されます

Similarity(類似率)がおよそ90%以上だと本人と判定されるようだが、双子でも類似率90%と判断されるので、私個人的な感覚だが98%以上であれば、本人であると判断して良いと思います。

注意点としては、解像度の低い写真においては、類似率が高くなりやすいという点と、Amazon Rekognitionは本来、監視カメラ等の映像のように連続した何十枚という画像を比較した後に本人か否かを判定することを想定しており、写真1枚だけを以って本人か否かを判定する仕組みではないという点であります。つまりは選択した1枚の写真のSimilarity(類似率)が95%だったとしても、映像であれば、そのコンマ数秒後の顔写真が生成されるので、それらを数十枚の顔データを総合的に判断して、ゲートの開閉を許可するという使い方を想定した仕組みであって、このページで紹介している影武者か否か?を検証する目的で開発されたものではないという点を留意していただければと思います。

赤枠(参照顔)に従業員の顔写真を登録し、緑枠(比較顔)に監視カメラから送信されてくる顔データを取り込み、Similarity(類似率)の値を見て、ゲートの開閉を制御するというような使われ方をしており、多くの欧米大手企業がこの仕組みを採用しています。その際の閾値は各企業によって異なりますが、閾値を低くすれば、例えば95%、本人なのに拒否されるという場面は減るものの、そっくりさんがすり抜ける事ができる可能性が高くなりますし、逆に閾値を高くすると、そっくりさんがすり抜ける可能性は極めて低くなるものの、本人なのにゲートを通過できないという事象も発生しやすくなる傾向にあります。また、顔認証については、こういった認証システムだけでなく、カメラの性能(解像度、フレーム数)、そして取付位置(明るさや角度)なども関係してくるため、その辺は各企業の情報システム部の腕の見せ所でもあるのです。