台湾のSNSを見ると良く目にするのが「1450」という数字。これが「民進党支持者のネット民」を指すことを知っている人はいるでしょうけど、、では、なぜ1450が民進党ネット民を指すのか、その由来まで答えられる日本人はそれほど多くないのではないでしょうか。
早速答えを述べると、日本の農林水産省に相当する農業委員会が2019年3月に編成した予算1450万元(約6000万円弱)が、ネットに出回るデマや偽情報を正す人4名を雇うために組まれたことに由来しています。何を以って情報を偽物と判断するかが出来ない状態、政府に不利な情報を打ち消そうとする動きに対して、このような予算を組む事は税金を使って与党民進党を擁護する事に繋がると判断され、予算額1450万元の数字を用いて民進党を擁護するネット民を揶揄するようになったのが由来とされています。
民進党を擁護するネット民の多くは報酬など受け取らずに活動しているのが実態であるのですが、1450という単語を使って民進党を叩こうとする人たちは、中国の「五毛党」になぞらえて、これらネット民を「民進党ネット軍、民進党ネットアーミー」という意味で「1450」を使っているのが特徴です。つまりは、民進党がやっていることは、中国共産党の五毛党のようにお金を使って政府批判する投稿に反論している、というイメージを植え付けようとしています。
SNSで1450という単語を使って民進党を叩くような人とは関わらない方が良いと思います。
2022年2月24日 編集(八度妖)
2022年10月4日 再UPLOAD(八度妖)