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AI技術 影武者

プーチン大統領の「影武者説」をAI顔認証技術を用いて検証

ロシアのプーチン大統領には影武者がいると噂されていたが、2020年2月27日に過去に公の場に立たせる影武者を作る計画があったことを、プーチン大統領自ら公表した。しかし、プーチン大統領自身で影武者を使うことを拒否したので、この言葉通り受け止めるのであれば、公の場に姿を現したのはすべて本物のプーチン大統領ということになるが、はたして本当であろうか?加齢による変化があまり見られず、目の下のたるみが消えたなど、ネット上では噂が尽きない。
ということで、アマゾンが提供しているAI顔認証システム「Amazon Rekognition」を用いて、プーチン大統領の影武者が公の場に姿を現したことがあるかどうかを検証してみた。

※私は顔認識の専門家でもなく、国際情勢に精通している訳ではないので、あくまでもエンターテイメントとして検証をご覧いただければ幸いである。

また過去に「金正恩氏の影武者説を検証」というコンテンツもありますので、併せてご覧いただければと存じます。

検証方法

AWS(Amazonのクラウドサービス)にあるAmazon Rekognitionという内にある「顔の比較」という機能を使用

※ちなみにこの「Amazon Rekognition」を導入している企業は米国CBS放送、NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)、共同通信、毎日新聞等である。

使用する写真

検証するにあたりどの写真を本物と判定するかを決めなければならい。ということで、影武者を使う事がふさわしくない場面と言えば、国際的会議であると私は考える。なぜ国際的会議が影武者にふさわしくないか?というと、様々な首脳と短時間のうちに話し合いを行なわなければならず、また現在は声紋による認証もあるため、顔はそっくりでも声紋までも同じにするのは、更にハードルが上がるためであることと、ましてや影武者の一言、特に失言などで国際情勢が変わる事だってあり得るかもしれない。そんな大事な場で、わざわざ影武者を出席させることは、無いだろうと考える為である。

ということで、上にあるG20大阪サミット2019に参加したプーチン大統領の写真を本物と仮定して検証していこうと思う。


検証1

G20大阪2019のプーチン大統領の写真と2000年に初めて大統領に就任した時の写真を比較

結果として

類似率97.7%

19年が経過して、だいぶ顔にも老いが見え始めているにも関わらず、AWS顔認証においては同一人物と判断した。

検証2

同じくG20のプーチン大統領の写真と、2020年2月に影武者計画が存在したことを認め、インタビューに応じているのは本人だと答えた時の写真を比較

類似率99.9%

G20から半年しかたっていないため、ほぼ本人だという結果であった。

検証3

2010年にボトックス注射を行ない劇的に若返ったというニュースがあったが、若返る前の写真とG20大阪サミットの写真を比較

類似率99.9%

肉眼で見ると確かに皺などがなくなり、若返っているが、AI顔認証的な角度から見ると、何も変わっていないということがわかる。

検証4

ネットで出回っている目と口の距離が異なるという写真
一つが2018年に撮影されたものであり、もう一つが2000年にエリツィン氏と一緒に映っている写真
1:1.04という比率と1.18という比率なので影武者だと言われているが、果たしてどうなのであろうか

類似率99.6%

こちらについては、上を向いたり、下を向いたりすることでこの比率が変わるので、この比率だけを以って影武者と判断することはできない。

この図は極端な例であるが、若干上を向いている、下を向いているという形であれば、比率が違ってくることが分かる

検証5

1980年代にKGBで働いていた頃に撮影されたとされる写真とG20の写真を比較

本人ではない

30数年前の写真ということもあり、さすがに同一人物とはみなされなかった。これはAWSとしても30数年前の写真と比較することを想定したアルゴリズムで顔認証プログラムを作っている訳ではないからであろう。

検証6

では、30数年という長い期間ではなくもう少し期間を狭めた場合はどうなのであろうか。2000年就任当時の写真とKGB時代の写真を比較

類似率99.5%

検証1でG20大阪での写真と2000年就任当時の写真が同一人物と判定されたのであるから、その2000年の写真とKGBの写真が同一人物と判断されたという事は検証5は、加齢による顔の変化にプログラムが追い付かなかったと言っても良いのかもしれない。

検証7

KGBの写真と、更に若い頃の写真との比較

類似率99.7%

プーチン大統領は1952年生まれなので、10代の頃の写真と考えると、1960年代に撮影された写真と推測されるが、1980年代に撮影された写真と比較しても本人だと判定されたので、ここまでで出てきた写真はすべて本物のプーチン大統領の写真だと考えられる。

検証8

そもそもこのAWS Rekognitionの顔認証の精度は如何なものか?という疑問もあるだろうから、元プロ野球選手のイチロー氏のそっくりさんである「ニッチロー’」さんの写真と比べてみた。ぱっと見すると、どちらも本人のようである。というか、左側の写真がない状態で、右側の写真だけを見せられれば、私は本人だと思う。

本人ではない

さすがにそっくりさんレベルでは「本人でない」ことを見抜くことができるようだ。ちなみに詳細を見ると「類似率 19.9%」となっていた。


結論

比較する写真の撮影された期間の大きな隔たりがなければ、検証した写真すべてがプーチン大統領ということになる。(あくまでもG20大阪に参加したのが本人であれば、という前提)

なお、このAWS Rekognitionを使っている中で感じた事としては、写真の解像度が低くなればなるほど、同一人物と判定する確率が高くなるという事である。つまりは、より正確な顔認証を行なうのであれば、高解像度の写真を使わなければならないということと、顔認証全体に言える事なのだが、顔の向きを同一にすると更に精度があがるということである。

耳の形が違う、誰々が別人だと証言しているから替え玉だ、という情報もあるが、耳の形は撮影角度により大きく変わることもあり、証言はあくまでも「主要な判断材料」にはならないと筆者は考える。
(証言のみで判断すると、隣国のお婆さんのいうことが事実になってしまいます)


ちなみに高須クリニックの高須幹弥先生は、金正恩氏の影武者説について語る動画の中で、高須先生の見解として、

「そもそも現代のこの世の中で影武者を作るって、ほぼ不可能だと思うんですよ」

と主張しており、武田信玄には影武者が存在したことは広く知られているが、その頃のように「周りの側近しか(主君の)顔を知らない」という環境であれば影武者の存在意義はあったのかもしれないが、

今はもう写真ももちろんテレビもインターネットもあるし、しかもかなりの高画質の画像とか動画が世界のどこでもスマホ1台、パソコン1台で見れるわけじゃないですか。
もう今の世の中、これだけの情報化社会で影武者を作るって、もうほぼ無理だと思うんですよ。」

と影武者説を否定していた。美容整形の専門家がこう語るのであれば、恐らくプーチン大統領も同じことが言えるのではないかと思う。

高須クリニックの高須幹弥先生も影武者説を否定

この写真も検証してほしい

というものがあれば、コメント欄にURLを張り付けていただければ、この検証後、このブログに追記していこうと思います。(比較元の写真の指定がなければ、G20大阪の写真を使用します)

2022年9月28日 編集(八度妖)

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影武者

小室圭氏は影武者なのか?AI顔認証を使って検証

今日はアジアのニュースではなく、初めて皇室について触れてみたいと思います。ネットでは小室圭氏に影武者がいる、とか、昔と違い別人のようだ、という声が意外に多く見かけるんですよね。ということで、金正恩影武者検証で用いたアマゾンRekognitionというAIサービスを用いて本人かどうかを確かめてみました。

結論として、

AIでは本人である

と判定しました。

では早速検証を始めます。まず、本物だ、と言える写真を選ばなければなりませんね。

ということで、2017年9月に婚約内定を受けて眞子内親王殿下と記者会見をする小室圭氏の写真を使います。この時はまだ本性が露呈されていなく、好印象と思った人もいるかと思いますし、この頃の印象を基準に今回NY滞在時の顔や帰国時の顔が影武者ではないか?と思っている人が多いのではないでしょうか。


ということで早速参ります。

1枚目 NY滞在中の写真となります。パッと見た感じ、確かに別人のように見えますが、AI顔認証にとっては

99.3%同一人物

という判定となりました。

2枚目 会見前、つまりは小室氏が学生だった頃の写真ですね。

こちらは

99.9%同一人物

と判定されました。髪の毛の色が茶髪でチャラい印象がありますが、AIにとってみればそのような要素は考慮されていないので、完全一致という判定を下したんだと思います。100%にならないのは万が一、億が一という部分に保険をかけているためと思われます。

3枚目 小学校の卒業アルバムとの比較ですね。

こちらは流石に

88.7% ギリギリ同一人物

と判定しておりますが、そもそもこのAIは過去の写真と現在の写真を比較するツールではなく、入退室管理などで使われる顔認証としての目的で開発されているので、このような結果になるのも当然かと思います。

4枚目 今度は横顔ですね。

横顔は顔の特徴点の半分が隠れてしまうため、誤判定を起こしやすいAIが不得意な角度となりますが、結果は

98.4%同一人物

と判定しました。これと同じように下を向いている顔などは精度が落ちてしまいます。

5枚目 今度は空港に到着した時のマスク姿の小室氏ですね。

結果は

同一人物ではない

と判定が出ましたが、顔の半分を覆われてしまっており、口回りや鼻の形、あごの位置などを特徴点として判定しますので、半分くらいの情報がない状態で判定しなければならないということで誤判定する確率が非常に高くなってしまいます。今回使用したアマゾンの顔認証はマスク姿では誤判定を起こす可能性が高いという事が分かりましたが、私が現在取引させていただいているAI顔認証の会社は、武漢肺炎発生後マスク姿が多くなったという事でマスク姿でも実用に耐えられるレベルまでかなりの改良を施していました。恐らくアメリカ人のマスク着用率は日本よりも低いため、アマゾンはそこまでして改良しようとは思っていないのだと思います。

はい、以上がAI顔認証技術を用いた検証結果となります。


さて、ネットには見た目の印象で影武者だという主張以外にも、目と歯の比率というものを用いて、本人ではないというこのような写真を用いて影武者説を広めているケースが見られます。

RR復活 RAPT理論様Webサイトより

ですが、まず第一点として、比率は撮影角度により変化が大きいため参照にならないという点をお伝えします。

そしてもう一つ、低解像度の写真の場合、オリンピックで金メダルを獲得した直後の阿部一二三選手ですが、柔道の実力も世界一という場面での撮影ですので、流石にこれは影武者というのはあり得ませんよね。で、目の中心と歯の位置を普通に囲えば、横115ピクセル、縦130ピクセル、比率が1対1.13となりますが、これを数ピクセルだけ動かして横119ピクセル、縦126ピクセルというように横長に変更すると比率が1対1.06となりますが、今度は同じように数ピクセルだけ動かして縦長にします。横111ピクセル、縦132ピクセルにすると、比率は1対1.19となり、大きく異なる比率になります。

こんな感じですね。比較すると違いが分かりますが、パッと見ただけでは、不正な操作をしているとは思わないはずです。ですが、このように線を意図のあるやり方で範囲を定めると、枠が縦長にも正方形に近い形にも見せる事ができるのです。

つまりは同じ条件においてもどこのポイントに枠の角を置くかによって結果がこんなにも違うという事と撮影角度によって比率が大きく変化するということを考慮すると、この方法はほぼ意味のないやり方だと言う事、お伝えいたします。もしこういう検証を行うのであれば、顔写真の解像度が少なくとも一辺が1000ピクセル以上は欲しい所ですね。そうでなければ、枠の形を意図的に変形させることが可能だからです。


如何でしたでしょうか。小室氏については、色々と言われる処がありますが、今回のこの動画では、彼の言動や人間としての部分には焦点を当てておらず、ネットに出回る影武者説をAI顔認証を用いて検証しただけとなります。

また美容整形の専門家の高須幹弥先生も仰っていますが、高解像度の写真や映像が出回っている現代社会、場合によっては写真に写る指紋、光彩、つまりは目の特徴点による認証が行なえますし、そしては最近では歩き方や身振り手振りで本人認証が可能となっているわけで、私のような仕事でちょこっとだけかじっている人間ですら顔認証が簡単に行える時代に、大金をはたいて、場合によっては人権侵害だとも言われるリスクも犯してまで影武者を作るメリットがないように思えますし、そのようなAI認証をも騙すことが出来るような瓜二つの人間を作ることはほぼほぼ不可能だと言われております。

Q.最近出てきた痩せた金正恩は偽物ですか?影武者?整形?
ただ、YouTube的にはこういう影武者がいるかもしれない、というワクワク感があることは私は否定しませんし、エンターテイメントとしては非常に面白いものだと思います。

そして何より第二次世界大戦中にイギリスのバーナード・モントゴメリー陸軍元帥には本当に影武者が存在したという実例があるので、完全に影武者は存在しない、とは言えないと思います。今回の動画はあくまでもAI顔認証技術ではどう判断するのか?という点に焦点を当てており、小室氏の影武者が存在するとお考えになるのであれば、それはそれでで尊重いたします。

実際に影武者がいたバーナード・モントゴメリー元帥

2022年9月28日 編集 (八度妖)

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影武者

バイデン大統領影武者説をAI顔認証で検証

過去に北朝鮮の金正恩氏、ロシアのプーチン大統領の影武者がいるのではないか?という説がネット社会内で広まっているが、Amazon Web Service(以降AWSという)が提供している顔認証サービスを使って簡単に検証してみた。

公になっている写真や動画から検証した結果としては、金氏、プーチン氏と同じように、バイデン氏も本人であるというものであった。

検証方法

AWS(Amazonのクラウドサービス)にあるAmazon Rekognitionというサービスの中にある「顔の比較」という機能を使用

※ちなみにこの「Amazon Rekognition」を導入している企業は米国CBS放送、NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)、共同通信、毎日新聞等である。

使用する写真

影武者・偽物と言われるバイデン大領領の写真
Wikipedia内にある写真も用いた

顔が違うと言われる写真をピックアップ。またWikipediaにある本人の写真であろう写真も用いた。

検証

類似率 97.7%

という結果である。右の写真は目がかなり吊り上がっており、まるで別人のような顔だが、AI顔認証は同一人物と判断。


類似率 97.9%

耳たぶ下部が丸みを帯びている左とあごにつながっている右の写真では確かに別人のように見えるが、AI顔認証は同一人物と判定。


類似率 89.4%

かなりギリギリで同一人物だと判定。人間の目で見ると表情の違いからなのか、まるで別人のように映るバイデン氏の写真であるが、機械から見ると、類似率が90%を割るものも出てきたが、ほぼ本人であるとの結果が出た。

ただ、バイデン氏には失言癖があったり、言い間違い、勘違い、言葉が出てこないなどの言動的に不審な所があり、「あっ、誰かに言わされているな」「暗記したセリフを忘れちゃったのか」「影武者だからやはり政策の事がわかっていない」等と言われてもおかしくない。

だからと言って、影武者を公の場に出す意味があるのであろうか?という点である。中国や北朝鮮、ロシアのように独裁政権下においては、そういった役目の人も必要であろうが、現代社会において、背丈も体型も、そしてAI顔認証技術でも見抜けない顔の特徴も同じような人物を用意する事が可能であろうか、という疑問がある。AWSの顔認証技術がどのような特徴点を収集して照会しているのかは不明だが、通常目、鼻、耳等の位置と距離を比較してるが、そういった位置までも整形で整えるのは果たして可能なのか、と思う。


また、若かりし頃のバイデン氏との顔認証も行なってみた。

類似率 99.7%

同一人物ではないと判定

結果としては本人でない可能性がある写真もあった、という結果だった。だが、そもそも顔認証に使われる用途は数か月、長くても数年前の顔と現在の顔を比較するために開発されたものであり、数十年前の顔を比較する事は想定されていない。なので、若かりし頃の写真同士で比較してみたところ”およそ”同一人物であると判定された。

類似率 96.7%

類似率 92.0%

同一人物ではないと判定

そもそも論として、このAWSの顔認証技術の精度がどうなのか?という問いがあるが、米国を中心として大企業での採用実績があることから、100%に近い精度とは言えないものの、米国の大企業が満足できるレベルに達していると考えるのが良いと思う。

このブログでは、あくまでも「AI顔認証技術を用いた検証」ということで、実際に影武者がいるか否かという判定はできません。ただ、高須クリニックの高須幹弥先生も現代社会では影武者が存在する可能性が低いと仰るように、特に米国のような人権を重視するような国においては影武者の存在は非常に低いと考えるのが良いと思う。

また、声紋認証も有効的だという声を頂くのだが、不幸にも私にはそれができる能力が全く無く、更には学んでみようと思ったものの、入門の段階で私の頭では理解できなくなり、これ以上の学習の継続は無理だと判断しました。

2022年9月28日 編集(八度妖)

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激ヤセ金正恩氏、AI顔認証で検証

2021年9月9日に建国73周年を迎え、首都平壌の金日成広場で民兵組織「労農赤衛軍」などによる軍事パレードが行われ、金正恩氏が出席したが、その姿を見てネット民は「激やせした」、「痩せている影武者が出て来た」等の噂がされている。
今回このブログでは、AI顔認証技術を用いて、9月9日に出席した激やせ金正恩氏が影武者かどうかを検証してみた。


まず、「本物だ」と言える写真を選ばなければならない。

今回選択したのも2019年6月30日、板門店でトランプ大統領と会談した写真を利用した。その理由は、情報統制などのある北朝鮮メディアからの映像・写真提供ではなく、欧米メディアによる映像・写真及び声帯分析も可能な音声も提供されているからだ。またこのような国際舞台では、トランプ大統領と直接英語で会話する際の語学力が必要であり、金氏が話す内容も国家元首が話した内容となり迂闊な事が言えないため、影武者が出てくる可能性は低いと考えるためだ。

2019年6月30日板門店でトランプ大統領と会談した時の写真

そして検証に使うAI顔認証はAmazon Web Service、通称AWSで提供されているAmazon Rekognitionというサービスの機能である。ちなみに顔認証の精度に関しては、米国の大企業の入退室の際にも使用されているので、疑いがあるのであれば、それら大企業の入退室管理も疑いを持っても良い事になるし、整形技術がAI顔認証を上回っているという事になる。


検証1

では、早速検証してみたい。
まずは、高台のようなところで手を挙げている写真と2019年板門店での写真を比較してみた。

結果は

類似度99.9%

ほぼ同一人物、つまりは本人であると判定された

検証2

この結果をみて「北朝鮮メディア提供の写真なんてPhotoShopなどで加工しているだろ」というツッコミが来るかもしれないので、今度は北朝鮮メディアから提供された映像ではあるものの、動画の1コマからランダムに抜き出したものを使って検証してみた。映像というのはパラパラ漫画を思い浮かべて貰えば理解しやすいのだが、1秒間に25枚から30枚の画像を高速で切り替えているような仕組みだ。つまり5分の映像があると9000枚弱の写真があるのだ。その中からランダムに1枚選んだのがこの写真である。

数千コマという膨大の数の中からランダムに選んだ1コマ

結果は

類似度99.9%

こちらもほぼ同一人物だと判定された


この事から、AI顔認証という角度から見ると9月9月に姿を現した金正恩氏は本人である可能性が非常に高いということになる。勿論、北朝鮮が提供した映像自体がDeep Fakeという技術を用いて顔を金正恩氏にはめ込むという処理を行なってから世界に配信した可能性も否めない。

ただ、美容整形の専門家 高須幹弥先生も伝聞や似顔絵レベルでしか敵の重要人物を知ることが出来ない戦国時代や江戸時代であれば影武者は確実に存在していたが、写真や映像が高解像度で出回っている世の中では、様々な角度から分析が容易に行えるため、骨格を含めてそっくりさんを作ることはほぼ不可能に近いという結果を出しているし、9月9日の金正恩氏の顔の特徴点などを比較しても過去の写真と比較しても同じであると述べていた。私もこの考えに同意できるし、先ほど述べたDeep Fake技術でも処理できない部分があるので、やはり本人であると考える。

また人間の目なんて錯覚を起こすし、先入観などで映像補正をするので、意外と宛てにならないのも事実である

実際に整形の噂が絶えなかったマイケル・ジャクソンさんのこの2枚の写真を比べても、AI顔認証では99.9%本人だと判定している。

後に、過去にも似たような検証もしているし、影武者がささやかれるロシアのプーチン大統領、米国のバイデン大統領のAI顔認証による検証も行っているので、時間をみてアップロードしていきたい。

2022年9月26日 編集(八度妖)

Web管理者一言

タイトルに「激やせ」という非常に大袈裟な表現をして申し訳ございません。やはりWebサイト管理者として閲覧数が欲しいため、大袈裟な単語を用いてしまいました。かなり痩せたことは事実ですが、「激」というほどではないですよね。

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AI顔認証技術を用いて金正恩氏の「影武者説」を検証

2020年5月1日に3週間ぶりに公の場に姿を現した金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長だが、4月20日に匿名の米国当局者の話として、金正恩氏が手術後に「非常に危険な状態」に陥ったと米国CNNが報じたことにより、多くのメディアや個人が「死亡説」をYouTube、Twitter等のSNSで情報発信していた。私も5月1日に姿を現すまでは、「死亡説」を信じていたが、いざ姿を現すと、「死亡説」を説明していた人たちは、今度は「影武者説」を言い始めた。

しかし生体認証技術が進んだ現代で果たしてこのような場面に影武者が出現するのであろうかという疑問から、私なりに5月1日に肥料工場視察をした金正恩氏が影武者なのか本人なのかを検証してみた。

※必ずしも私の検証結果が正しいわけではありません。もしかしたら本当に影武者であり、金正恩氏は死亡しているかもしれません。この検証はあくまでも「AI顔認証」という面から見て、影武者か否かを判定するものでございます。


検証方法

AWS(Amazonのクラウドサービス)にあるAmazon Rekognitionという内にある「顔の比較」という機能を使用
※ちなみにこの「Amazon Rekognition」を導入している企業は共同通信、毎日新聞等である。

使用する写真

2020年5月1日に肥料工場を視察した際の金正恩氏の写真
2019年6月30日 板門店でトランプ大統領と会談した際の金正恩氏の写真

なぜ板門店でのトランプ大統領との会談時の写真を使用するかと言うと、トランプ大統領と直接英語で会話する際の語学力が必要であり、金氏が話す内容も国家元首が話した内容となり迂闊な事が言えず、更には外国の報道陣が多く駆け付け、情報統制が出来ない状態で影武者を使うのは、影武者であることがバレるリスクが高いと思ったからである。更には最近では声帯分析でも本人か否かを判断することができるため、尚更影武者を使うことはなかろうと思ったからである。

検証1

上述の2枚の写真を用いて、顔の比較を行う

結果として

類似率99.8%

とほぼほぼ本人であると判定された

Amazon Rekognitionがどういう仕組みで顔認識をしているかは、その情報が公開されていないため不明だが、通常顔認識は目と目の間の距離や鼻筋と目、口との距離などの特徴点を含めて少なくとも数百、多いと数千点もの特徴点を抽出して、二つの画像を比較するため、誤判定が非常に低くなるのである。

検証2

ということで、双子ではどのくらいの精度になるのか試してみた
私の世代で双子と言えば、「まなかな」さんが一番最初に浮かんだので彼女たちの写真を用いることにした。

結果として

類似率93.5%

と判定される

検証3

今度はTwitterで「影武者だ!」と言われている写真と、2019年6月30日板門店での金正恩氏の比較である。2013年から6年分(6枚)ある

結果としては

2013年 類似率99.5%
2014年 類似率99.8%
2015年 類似率99.8%
2016年 類似率99.7%
2017年 類似率99.8%
2018年 類似率99.8%

なんと2013年以外は高い類似率となっている。

ではなぜ2013年が99.5%と低めのスコアなのかというと(それでもほぼ本人と言えるくらいの類似度ですが)、顔認識は真正面を向いている顔であればあるほど、精度が高くなる性質があるが、2013年の写真だけ横向きの角度がきつめであるからだ。


私の”個人的”感想としては、影武者とは言え、上述のような目と目の間の距離などまでも整形によって同じにしたとは考えられない。いや、もしかしたら現代の整形技術はそこまでも似せることができるのかもしれない。偉い先生、教えてください!

ということで、「整形でAI顔認証システムをも見抜けないほど同一の顔に仕上げることができる」ということはあり得ないことを前提に話を進めるが、AI顔認証判定で99.8%というほぼ本人であるという結果が出た以上、

5月1日に公の場に姿を現したのは影武者ではなく、金正恩氏本人であると断定できると思う。

つまりは、まだ影武者説を唱える人は、整形さえすれば、AWSを用いている顔認証システムを突破できると考えてるということであろう。

しかし、唯一気になる点と言えば、「耳と歯」が異なるように見える写真があるという点である。「歯」に関しては今回使用した写真に歯が映っていない(ほとんど見えない)状態であるため、類似性に加味されていないが、目と耳の位置(高さ)などは恐らく判定材料となっているため、歯並びの違いだけが不確定要素ということになるであろう。

このTweetでは「1.歯 2.耳 3.表情と髪型 4.金与正氏の若返り」が指摘されている


しかし、この双子は顔認証を騙すことが出来た!

検証4

ザ・たっち さんの写真を用いて検証してみたところ

類似率 99.7%

おそらく最強の双子なのかもしれない!(笑)

検証5

(5月5日追記)
今度は若い頃の写真と比較してみた。どの写真を使うか?というと子後継者争いがまだ起きておらず、恐らく影武者などが存在しない故 金正日氏が最高指導者であった時の写真を選んだ。1998年に撮影されたものだ。

1998年撮影

この写真と5月1日の肥料工場視察時写真、板門店トランプ大統領会談時写真を比較してみた

2019年6月板門店にてトランプ大統領との会談時撮影


類似率99.8%

2020年5月1日肥料工場視察時に撮影

類似率99.4%

と出た。ネットでもほくろ の位置や髪型などで検証しているものが見られたが、それらは化粧などでつけたり消したりできるので、私は検証する要素としては信憑性の低い部類になると考える。

検証6

次にそっくりさん、ハワードX(Howard X)さんの写真と比較してみた

≠ (本人ではない)

さすがに本人ではないと判定された。

検証7

そもそも北朝鮮の国営通信が公表する写真なんて

合成写真や加工済み写真

であって、影武者であることを事前に隠しているのだから検証しても意味ないでしょ?という声を多くいただくので、映像(動画)から1フレームを抜き出したものと比較してみた

肉眼で見ると、まるで別人のように映る金正恩らしき人物
2019年6月トランプ大統領との会談時撮影

類似率99.6%

5月1日肥料工場視察時撮影(左)と同日動画から切り出した写真(右)

類似率99.8%

つまりは映像から抽出した画像でさえ、金正恩氏本人であると結果を出したわけである。もちろんこの映像も「合成」「加工済み」だと言われてしまえば、これ以上検証はできない。


(5/4 追記)他のAI顔認証でもテストをしている人がいた

同一人物信頼度92.6% ※1

と出ている。ただ、このシステムが双子の写真を使った場合どのくらいの信頼度が出るのか?などをチェックしないと、単純にAmazonの弾き出す92%とは異なる精度であろう。

※1 顔認識のプラットフォームが異なるため、AWSが算出す92%とは異なる


(5/5 追記)しかし影武者は存在する?!

AI顔認証で、殆どすべての写真が本人とほぼ同一人物だと結果がはじき出されたが、唯一数値が低めの写真が出てきた。それは

この写真である。

類似率97.3%

なんと、今までの写真の中で一番低い値である。これが恐らく整形技術の最高峰の類似率なのかもしれない。では、なぜこの写真が影武者なのか?

馬に乗れないんじゃないの?
(技能的?体重?)

金正恩氏は結局、白馬の王子様 ではなかったのですね

元から違うか(笑)

一応 Amazon Rekognition上では同一人物と判定しておりますが、本人か否か厳しめの判定、緩めの判定にするかは、ユーザ側で閾値を設定する形となります。

(7/14 追記)最新映像と比較

健康不安説が出ている金正恩氏だが、5月の肥料工場視察の時も影武者だとささやかれましたが、7月8日には金正恩氏が祖父の金日成氏と父の故金正日総書記の遺体が安置されている首都平壌の錦繡山太陽宮殿を訪れたと写真付きで伝えられましたが、解像度が低く比較にならないと思いながら、比較してみました。

5月8日に平壌の錦繡山太陽宮殿を訪れた金正恩氏

類似率99.9%

比較したのは「検証5」で用いた1998年に撮影された写真。この頃はまだ金正日氏の後継者が決まっておらず、本人である可能性が高いと思います。その頃の写真からだいぶふくよかになった金正恩氏ですが、類似率は99.9%と驚きの数値。ただ2020年7月8日の顔写真の解像度が低いので、甘い判定になったのかもしれません。

というか、金正恩氏は武漢肺炎にビビッて公の場に出てこないだけでないの?

2022年9月26日 編集(八度妖)

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